昨日もとても良い天気で暖かく、街にも人があふれていた感じです。百貨店でもレジ待ちなども見られ、マンションのモデルルームも満席という状況で、外国高級車ディーラーでも商談する人を見かけました。「地政学リスク」などが言われて割にはやはり、景気は良いのではないかと思います。

街でのイベントはどこも行列ができ、百貨店の免税カウンターは多くの人であふれかえるなど、外国人の姿も多く、「インバウンド」消費も期待できるのではないかと思いますし、案外景気は回復しているのかもしれません。マスコミやアナリストなどのコメントよりも、しっかりと自分の目で見るということの方が実態経済が分かるのではないかと思います。工場見学や会社訪問などをしなくても、「買える銘柄」を探すヒントは街にあふれている気がします。

本日の日本市場も先週末の米国市場が休場ということでしたが、若干円高に振れたことから、特に何があるということでもないのですが冴えない展開になりそうです。センチメントが完全に下向きになっており、ちょっとしたことでも売り急ぐということになりそうです。それでも逆に言えば、それだけ悲観的になっているということはちょっとした好材料が出てくると反発となりそうです。

先週末のオプションSQ(特別清算指数)算出を終えて持高調整の売りが一巡となったのであれば、18,300円水準を下値にとりあえずは18,500円~600円水準までの戻りを試す動きになりそうです。まだ持高調整の売りが続くようであれば18,000円水準での下げ止まりを確認することもありそうです。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

北朝鮮のミサイル発射失敗も「発射」として地政学リスクが高まるのか「失敗」として評価されるのかは蓋を開けてみなければわからないという感じです。ただ、実際には戦争になる気配は薄れており、地政学リスクは少しは収まると思います。

それでも今度はフランスの大統領選挙が云々ということが言われそうで、持ち高調整の売りが一巡となって戻りを試す動きになっても上値は重そうです。買えない理由を探して買わない感じですが、割安感が出ているものも多く、好業績が期待されるものから買い戻しや買い直しが見られそうです。いったん底堅さが確認されれば、今度は一斉に戻しそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)

証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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