デジタル機器の幼児(生後6カ月から2歳)への影響に関する調査から、「30分iPadなどのモバイル・デバイスを使うごとに、言葉が遅れるリスクが49%高くなる」 という結果が報告された。

研究を発表した米国小児科学会(AAP)や米言語療法士は、子ども言語能力の基盤が築かれる重要な時期に、デジタルの影響で子どもが耳にする言葉や会話の量が減ることに懸念を示している。

感情表現の発達に悪影響?幼児は平均28分、タブレットを利用

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

パソコンやスマホ、タブレットなど、デジタル機器が子どもの発達におよぼす影響の調査には多数の研究機関が取り組んでいるが、iPadと言語発達の関連性を探った調査は今回が初めて。米国で毎年行われる合同小児科学会、「プレディアトリック・アカデミック・ソシエティーズ・ミィーティング」で発表された。

調査対象となった米国の幼児894人が、平均1日28分、スマホ、タブレット、小型ゲーム機などのモバイル・デバイスを日常的に利用しているが、「利用30分ごとに、感情表現面での言語発達を遅らせるリスクが49%あがる」ことが、調査で発見された。

体を使って感情を表現するジェスチャーや社会的交流への影響は一切、認められなかった。

AAP「18カ月未満の幼児にはデジタル・コンテンツは不向き」