金融業界,営業力,診断
(写真=PIXTA)

金融業界の営業パーソンが気にするべき営業力スキルは、2つに大別される。一つは「他業界でも通用するスキル」であり、もう一つは「金融業界でしか通用しないスキル」である。金融業界ではある程度の成果を出していたとしても、他業界では通用しないスキルもあるというわけだ。

金融業界の営業パーソンが活躍する業界

「他業界でも通用するスキル」とはどのようなものか。他業界で必要とされる能力を例に解説していく。

例えば、金融業界出身者が比較的多い業界の一つにコンサルティング業界がある。一般的にコンサルティング業界では、ロジカルシンキングができ、発言や提案に論理的な説得力を持たせることによってビジネス的に信頼される能力が必要である。

また、ソフトウェアなどの無形の商材を販売しているIT業界では、商材そのものを売る営業というよりは、企業の持つ種々の課題をいかに解決すべきなのかという視点での営業が求められる。

金融業界の営業パーソンには、人当たりの良さで営業成績を上げる「人間的信頼関係力」が強みの人と、コンサルティング力で営業成績を上げる「ビジネス的信頼関係力」が強みの人の2種類が存在する。もちろん両方を高いレベルで兼ね備えている人もいる。

それぞれに良さはあるが、金融業界で「人間的信頼関係力」を強みとして活躍していた人が、転職してから「ビジネス的信頼関係力」を求められて苦労するケースも少なくない。

ただ、こうしたスキルを自分が持っているのか否かについて、自分自身で判断することはなかなか難しい。実際には転職活動を通じて、はじめて自分の市場価値を知ったという人も少なくはないはずだ。

4つの項目で 営業成果の上げ方が分かる「営業力診断」

ZUUが提供している「営業力診断」は、受診者がどのように成果を上げているのかを分析し、他業界での活躍の可能性を診断できるというサービスだ。個別相談を通じて自分の営業力を客観的に知ることができる。

診断は「ビジネス的信頼関係力」「人間的信頼関係力」「PDCA力」「マネジメント力」の4つの項目が判断基準となっている。例えば「PDCA力」のP(計画)では、「ゴールが定量化できているか」、「現状の課題と解決策を考えられているか」、「課題と解決策の優先順位付けができているか」、「計画が見える化されているか」といった項目に基づく、総合的な判断を得ることができる。

診断結果からは、自分が「金融業界内でしか通用しないスキル」で成果を上げているのか、それとも「他業界でも通用するスキル」で成果を上げているのかが明らかになる。さらには、ロジカルシンキング力が高いのでコンサル業界で活躍できるなど、適性に合わせて、「自分がどのような業界に向いているのか」についても知ることができる。

診断結果の活用方法

「営業力診断」を受診することによって、客観的な視点から自分の営業力を見直すことができるため、「ビジネス的信頼関係力」「人間的信頼関係力」「PDCA力」「マネジメント力」の各項目別に、自分の強み・弱みを把握することで、自己の分析もより深まるはずだ。

もちろん、こうした診断結果は、あくまでも参考程度のものではあるが、自分のキャリアを見直す一助として十分に活用しておきたいところだ。

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