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2014年から始まったNISAの影響もあり、投資にはそれほど積極的ではないと言われてきた日本でも興味をもつ人が増えてきたように思います。主なターゲットが主婦や高齢者層であるワイドショーで投資について取り扱われることも多いようです。

そんな中、数ある投資の中でも人々の注目を集めているのは外貨投資です。2012年末以降急速に円安が進み、いわゆる「FX長者」が随分話題になりました。一方で、損得の振れ幅が大きいFXを敬遠する人が多いのも事実。そんな方のために、円安局面で有効な外貨投資、外貨預金と外貨MMFについてご紹介します。


まずは違いを理解する

外貨預金といえば、古くから知られるメジャーな外貨投資法です。銀行等で一定額の外貨を購入し、外貨で預金をするというものです。金利による収入を主な目的としているため、日本と比べて金利が高い国の通貨を買うのが一般的です。もちろん、円安局面では為替差益を得ることができます。

一方で外貨MMFとは投資信託の一種で、主に証券会社で販売されています。対象通貨を利用している国の金融商品でより安全なものを選んで運用しています。運用成績によって金利が大きく変動する可能性があるのが特徴です。こちらも、対象通貨に対して円安が進行すれば、その分価値が膨らみ受け取る利益が増えます。


金利、手数料から比較する

金利面で見ると、外貨MMFが有利です。運用のプロが安全性に最大限配慮した上で、より高い利回りを追求するためです。新興国と言われる国の通貨ほどこの差は顕著であり、中には5%を超えるような利回りを産みだす外貨MMFもあります。外貨預金の場合は店舗で契約するよりもネット銀行で契約したほうが金利が高い傾向にあります。

手数料から見ても外貨MMFが有利です。手数料というのは、あなたが保有している日本円を対象通貨に替えるためにかかる費用、もしくはその逆のことです。通常は購入時、及び売却時のレートに含まれています。外貨預金を銀行の窓口で預ける場合の手数用負担は大きく、よほどの事情がない限りは避けたほうがいいでしょう。他にも、より高い金利に惹かれて外貨定期預金を契約した場合は、途中解約の場合は手数料が差し引かれることになりますので頭に入れておく必要があります。


他に考慮すべきことは

取引で大きな利益が出た場合に気になってくるのはやはり税金です。外貨預金の場合は金利、為替差益ともに税金がかかりますが、外貨MMFの場合は金利のみに税金がかかり、為替差益に対しては非課税なのです。今のように大きく円安にふれる局面では金利よりも為替差益のほうが大きな収入になりますから、この差は大きいと言えます。(ただし、2016年以降は外貨MMFの為替差益も課税対象となります。)また、外貨MMFは購入に必要な最低金額が低く抑えられており、手持ちの資産が少ない人でも気軽に始めることが出来るのが特徴です。

ここまでほとんど外貨MMFのメリットばかりの話になりましたが、数少ないデメリットが「元本割れする可能性がある」ということです。基本的には安全性の高い商品を運用するため確率は非常に低いのですが、とてつもない危機が勃発し国債が大暴落なんて可能性がないわけではありません。利回りの高い国の外貨MMFに投資する場合には、その国の経済状況をしっかり把握した上で、「金利の低い先進国に比べてリスクが高い」ということを承知の上で投資しましょう。一方で外貨預金は元本保証があります。とは言っても日本円でではなく、外貨における元本保証です。つまり手数料を含んだ為替レートが1ドル100円の時に100万円出して1万ドル買ったとすると、購入代金の100万円ではなく、1万ドルのほうが保証されます。また、両者に共通するのが「円高になったら損失が出る」ということ。どちらを選択するのであれ、タイミング見極めて購入する必要があります。


外貨預金も悪くはないが・・・

ここまでの比較で、外貨MMFのほうがメリットが大きいことがお分かりいただけたと思います。投資初心者の方がまず思い浮かぶ外貨投資といえば外貨預金、その次がFXでしょう。しかし、外貨預金よりも金利が高く、FXほどのリスクもない外貨MMFはもっと注目されるべき存在ではないでしょうか。銀行などにいる「投資のプロ」は、いつもあなたに最適な商品を勧めてくれるわけではないのです。大切なお金を預けるのですから、自分でしっかりと知識をつけてから投資に臨みましょう。

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photo credit: andy.brandon50 via photopin cc