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カードを使うと3%!?

皆様は海外留学や出張その他国外のロングステイの際、必要な外貨をどのように賄われていますか。国内の円建てクレジットカードを利用して買物をされていますか。それともPLUSなどのネットワークを利用して国内銀行のキャッシュカードを使い海外のATMで円貨から直接キャッシュで外貨を引き出しされていますか。利用明細を見てこんなレート誰が勝手に決めたんだという事を経験された方もいらっしゃるかと思いますが、一般的にそのような利用法で外貨を調達されている場合には約3%〜5%の手数料がかかるといわれています。銀行により詳細は異なりますが、一度ご利用のカード会社または銀行キャッシュカードの手数料や規約を読まれる事をお勧めします。もちろん空港の両替所を使うとこれまた高い手数料が必要となります。何か賢い方法はないものでしょうか。実は外貨預金とその外貨を海外で直接利用できる方法を組み合わせることにより、海外での長期滞在をスマートに過ごせる方法があるんです。


日本と各国の金利差

先ず第一に外貨の金利に着目したスマートな方法です。海外留学や出張その他国外のロングステイ先が決まっている場合は予め外貨を購入しておき、日本よりも高金利である外貨定期預金においておくことで外貨建て元本を購入時より増やす事ができます。日銀が異次元金融緩和政策をとり続ける中、日本の政策金利は2014年1月8日現在、0.1%となっています。その一方主要国の政策金利は米ドル0.25%、豪ドル2.50%、NZドル2.50%、イギリスポンド0.5%、ユーロ0.25%、カナダドル1.00%となっています。仮にニュージーランドに頻繁に行かれる方で、余裕資金があるケースを想定します。5年定期預金をNZドルで行なった場合、2.5%×5年×0.8(税金)で外貨建てで10%も元本を増やす事ができます。私はアメリカ、日本、オーストラリア、シンガポールを行き来しているのでこれらの通貨で定期預金常にもっています。仮に金利が比較的割高な国内ネット銀行の現在の金利で5年ものの円定期預金を組んだとしても金利は0.3%で5年×0.3%×0.8=1.2%ですから、金利から探る外貨預金のメリットは歴然ですよね。


為替の変動と指値取引

第二に為替の変動に着目したスマートな方法です。円ドル相場でみると2013年は為替が22.1%も対前年比末で円安が進行しました。あの円高の時に外貨を買っておければと思われている方も多いと思います。海外に頻繁に伺われている方にとっては円換算での生活費を抑えるために外貨の購入を円高のときにできればと思われている方も多いと思います。為替相場は金利や、ヘッジファンドの動向、原油価格、金融政策、財政政策、インフレ率、対外収支、政治リスク等、マーケットが注目する材料が頻繁に変化する為、上下に変動しながらトレンドを形成していきます。また株式の取引所での売買ではなく、OTC取引で為替市場は動いているため、月曜のオセアニア時間の開始から金曜日の米国マーケットが閉まるまで土日と祝祭日を除いて24時間、値段がついています(プライスメーカーが存在すします)。では昼夜を通して変動する為替市場で、為替が円高に動いた瞬間をうまくとらえるにはどうすればいいのでしょうか。それには指値取引をお勧めします。指値取引はご自身が購入されたいレートを予め銀行側に伝えておくことにより市場がそのレートをヒットした瞬間にシステムが取引を成立させてくれる取引です。これにより24時間マーケットを監視していなくても皆様が希望される為替レートで取引することが可能です。米ドル円相場でいくと例えば1米ドル=100円で購入したければ、金額と通貨そして価格を銀行側に伝えます。取引の有効期限が設定されている場合もあるので銀行に確認の上、指値取引を実行してみてください。


口座の外貨預金を手数料なしで使うには

上記の方法を利用して希望するレートで外貨を購入し、国内に比べ割高な金利で運用したとします。ではその外貨をどのようにして海外で利用できるのでしょうか。それには大きく分けて3つの方法が考えられます。①オンショア口座(現地口座)を開設して外貨送金をする。②トラベラーズチェックで現地に必要な資金を持っていく。③ 決済専用外貨口座を利用して現地ATMで引き出し可能なサービスを利用する。第一の方法では送金手数料、第二の方法では発行手数料、第二と第三の方法では取り扱い通貨が限定されている点に注意が必要です。第三の方法で有名なものには シティバンク銀行の外貨キャッシュカード(米ドルのみ利用可能な決済専用キャッシュカードサービス)やVisa Travel Money(米ドル・ユーロ・豪ドル・英ポンドのみ利用可能なサービス)を利用する事で予め購入しておいた外貨をそのまま有効利用する事が可能です。円高のタイミングをみて外貨を購入し、将来の旅行やロングステイの際、活用されてみてはいかがでしょうか。


賢く備える海外旅行/留学/出張

国により、滞在先により異なりますが一般的に海外で長期滞在するのに必要な資金は1人1日あたり平均で5千円から1万5千円だと言われています。仮に1ヶ月、2人の滞在を考えると必要な資金は滞在費だけで30万円〜90万円となります。2013年は為替が米ドル円で22.1%円安に振れたと上述しましたが、仮に円高の際に外貨を購入できていれば現在の価値に比べ2割近く安い金額で滞在できるわけですから差は大きいですよね。その上、日本と比べれば高い金利で元本を預けることができ、その外貨を海外で利用できる方法があるわけですから、 海外旅行/出張/留学/ロングステイの予定がある方は是非外貨預金、指値取引、海外での出勤方法をうまく活用して、スマートな海外生活をおくってみてはいかがでしょうか。

photo credit: szeke via photopin cc