非正規社員の約8割、正社員の約7割が同一労働同一賃金の導入に「賛成」--。

そんなアンケート調査結果が明らかになった。実施したのは、求人情報サイト「はたらこねっと」を運営するディップ。期間は昨年末から今年初旬で有効回答数は975人。

正社員も約7割が賛成

同一労働同一賃金,働き方改革
(写真=PIXTA)

「同一労働同一賃金に賛成か反対か」の問いでは、非正規社員(派遣社員、契約社員、パート・アルバイト)の79%、正社員の69%が「賛成」と答えた。雇用形態に関係なく、同一労働同一賃金については賛成多数であることが分かる。

「同一労働同一賃金に何を期待・希望しているか」との質問では、雇用形態による格差の是正に回答が集中した。

非正規社員の回答は、「雇用形態による給与の差がなくなること(74%)」「雇用形態による福利厚生面の差がなくなること(54%)」「年齢による給与の差がなくなること(24%)」の順に多かった。正社員では、「雇用形態による福利厚生面の差がなくなること(75%)」「雇用形態による給与の差がなくなること(65%)」「雇用形態による責任の差がなくなること(29%)」の順だった。

非正規・正社員のどちらの結果を見ても、同一労働同一賃金の導入で、雇用形態による給与や福利厚生面の格差がなくなることを期待する声が多い。

雇用形態によって懸念材料は違う