日本人にとっての8月は「終戦」「お盆」「夏休み」のイメージだが、金融・経済分野では夏に大きな出来事が起きている印象もある。その視点から過去の8月とはどんな月だったのか、ここ30年ほどを振り返って見てみよう。

2008年、中国の経済躍進の象徴的存在「上海環球金融中心」が完成

出来事,歴史
(写真=dibrova/Shutterstock.com)

2008年8月28日、高さ492m、101階建ての超高層ビル「上海環球金融中心 (Shanghai World Financial Center)」が上海で完成した。その前年の2007年初めには、中国の経済規模は購買力平価ベースで世界2位の約10兆ドルに達しており、まさにこのビルは大躍進する中国経済の象徴的存在となった。

その後、2010年に中国は為替換算レートベースで日本を追い抜き、第2位の経済大国となり、一部の識者の予想では2040年までに米国を追い抜くともいわれている。そのとき、上海はどのように様変わりしているのだろうか……。

2007年、「パリバショック」は「リーマンショック」の前触れだった