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投資の基礎
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初心者でもわかる投資のツボ(32)

原油や金に少額から投資できる「ETF」と「ETN」のメリット・デメリット

ここ数年、金や原油等といった商品への投資に注目が集まっている。商品に投資できる金融商品として思い浮かぶのが商品先物だが、ハイリスク・ハイリターンという特徴上、投資に二の足を踏む個人投資家も多いことだろう。そこで注目が集まっている金融商品が「ETF」や「ETN」だ。

名前が似ているため同じ商品のように感じられるかもしれないが、そうではない。ETNとETFの商品内容を比較しながら、その違いをしっかりと確認して投資したい。

ETF、ETNのメリット・デメリット

ETF,ETN
(写真=PIXTA)

まずはETFから見ていく。ETFは上場投資信託と呼ばれる金融商品で、「Exchange Traded Fund」を略したものだ。証券取引所に上場している金融商品である。東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価、JPX日経インデックス400といった株価指数や、不動産投資信託の東証REIT指数、金価格や原油のWTI原油先物価格等といった指標に連動するように運用している。

例えば、TOPIXに連動したETFの場合であれば、対象となる指数=東証株価指数に連動するために、東京証券取引所に上場している数千にものぼる現物株式を裏付け資産としてファンドが保有し、運用を行っているということだ。保有資産は信託銀行に保管されているため、ETFの組成会社が破綻した場合も、資産価値が減少するかもしれないが、投資家が投資した資産は保全される。

銀行等で販売されている一般的な投資信託では、販売している金融機関等があらかじめ指定した時間に売買しなければならない。売買の時点では投資信託の価格である基準価格はまだ決まっていないため、価格がわからない状況で売買の判断を下さなければならない。自分で決めて投資信託を売買したい人には、ETFが向いていると言えるだろう。

一方、ETNは、上場投資証券または指標連動証券とよばれる金融商品で、「Exchange Traded Note」を略したものだ。ETFと同じように、証券取引所に上場している金融商品である。

ETNは株価指数や商品価格等の決められた指標に連動する仕組みになっているが、発行体である金融機関がその信用力をもとに、価格が特定の指標に連動することを保証する債券である。ETFでは裏付となる資産を保有していたが、ETNでは発行体である金融機関が対象となる指標に連動することを保証しているだけなので、裏付けとなる資産を必要としていない。つまり、発行体である金融機関の信用力がもとになっているため、発行体の財務状況の悪化や倒産等の状況には注意しておく必要はあるだろう。

ETF、ETNの取引時の注意点

具体的に、ETFとETNに投資を考えた場合の取引について、メリット、デメリットを考えていきたい。

ETFもETNも、証券取引所に上場している金融商品である。株式と同じように、株式市場が開いている間は、ETFとETNの価格は時々刻々と変動している。そのため、買った後に価格が上昇して利益が発生する場合もあれば、下落して損失を被る場合もある。売買タイミングを判断する際には、株式投資のように、価格をグラフで表したチャートを利用して分析しなければならないだろう。

各ETF、ETNには、株式と同じように4桁の証券コードが割り振られており、自分で取引価格を判断して売買を行うことができる。

ETF、ETNの種類

例えばETFには、日本の新興市場の株式指数である「東証マザーズCore指数」に連動した「マザーズ・コア上場投信」<1563> や、日経平均株価に連動した「MAXIS日経225上場投信」<1346> 等、様々な種類がある。

ETNには、東京で取引されている原油の指数である「日経・東商取原油インバース指数」に連動した「NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ベア ETN」<2038> や、東京で取引されている金の指数である「日経・東商取金レバレッジ指数」に連動した「NEXT NOTES 日経・TOCOM 金ダブル・ブルETN」<2036> がある。

なお、レバレッジ型やインバース型という商品名がある。レバレッジとは「てこの力、てこの作用」から派生して、少ない資金で大きな資金を動かすことができる意味で使われる。レバレッジ型は対象指数の倍の値動きをするように算出されている。一方、インバースは「逆の、反対の」という意味であるため、インバース型は価格が下落した場合に利益がプラスになるように算出されている。

投資を考えている指数に連動した商品があれば、ETFとETNは少額から投資することができる。ETFやETNで一般的に、1単位あたり数千円から数万円程度から売買することができる。以前に比べれば、株式投資も少額から投資できるようになってきたが、ETFとETNはさらに少額から投資することができる。

元手が数千円、数万円であれば、被る損失もその範囲内でしかない。また、代表的な指数を投資対象としている場合が多いため、初心者でも投資に関する情報収集をしやすい。少額から投資を始めたいと考えている場合には、ETFやETNから投資を始めてみてもよいのではないだろうか。

横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。WAFP関東理事。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行(http://yokoyamarika.com/9zu1)、講演活動、株塾を行う。

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