平均的な定年退職の年齢は各国・地域によって異なるが、中国と米国では8年、ノルウェーでは12年もの差が開くという。

退職年齢が最も低いのはアラブ首長国連邦(UAE)で、平均は49歳。ただし非UAE系の移民は60歳まで働くことが多いようだ。

日本の平均的な退職年齢は62.7歳。厚生年金受給開始年齢を国際水準で比較すると、アルゼンチンやポーランド、チェコ共和国などと並んで中間に位置する。

アジア圏で退職年齢が高いのは韓国

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(写真=Thinkstock/GettyImages)

データは米国の大手介護施設、Aperion Careがまとめたもので 、多くの国・地域では62歳~65歳で退職するのが一般的だという。

日本の男性と女性の退職年齢差はわずか1歳。厚生年金受給開始年齢が98年に55歳から60歳に上がったのを機に、25年には65歳にまで引き上げられる。

アジア地域の中では、年金受給開始年齢が60歳のマレーシアやタイよりも若干高め。韓国は65歳とさらに高くなる。

レポートでは日本やロシア、インドで高齢化が進んでいる関わらず、退職年齢を低く維持できている理由として、高齢者の社会進出が盛んである点を挙げている。そしてその背景には、「高齢者に対する家族の義務」「貧困」「限られたチャンス」があると述べている。

UAEでは10年前まで、わずか40歳で退職できた?

一方UAEの退職年齢の低さに驚かされるが、07年頃には40歳で退職するのが普通だったという。しかし同国でも退職年齢は年々高くなっており、年内には50歳に上がる可能性がある。

高齢化と人口増加の影響は、UAEに続いて退職年齢の低い中国でも表面化。ほかの多くの国同様、退職年齢の引き上げが予想されている。

対照的に英国やノルウェー、フィンランドなど多数の欧州国、カナダなどでは65歳を超えても働き続けるのが一般的だ。米国でも平均的な退職年齢は63歳だが、年金は65歳からしか受け取れない。

18年から20年にかけて年金受給開始年齢が66歳に上がる英国 では、37年から39年を目途に68歳まで引き上げが決定している。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

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