北朝鮮が実施した核実験やミサイル発射に抗議して、メキシコ政府は、金炯吉(キム・ヒョンギル)北朝鮮大使を「ぺルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として、72時間以内の国外退去を命じた。核開発をめぐり大使が追放されるのは異例で、他の国追随など世界に与える影響は大きく、北朝鮮の孤立はさらに深まりそう。
ペルソナ・ノン・グラータとは、ラテン語で「好ましからざる人物」を意味する外交用語である。1961年締結された「外交関係に関するウィーン条約」第9条の中で、大使や大使館員を派遣する国に対して、受け入れ国が理由を示さず承認を拒否できると定めている。指定されれば、派遣国は当該人物を召還し、任務を中断させなければならない。
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(写真=Aleksandar Mijatovic/Shutterstock.com)