9月11~15日の東京株式市場は押目買いが優勢となり、堅調に推移した。15日には北朝鮮が弾道ミサイルを発射したが、それでも株価は大きく崩れることはなかった。日経平均株価は1万9909円50銭と、2万円大台が意識される水準まで回復している。

目先的には19~20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、20~21日の日銀金融政策決定会合と金融政策に関するイベントを控えており、まずはその動向が注目される。

9銘柄が「25日移動平均かい離率」で+30%超える

チタン工業,株価
(写真=Thinkstock/Getty Images)

それでは今回は東証1部で「25日移動平均からの高かい離率」ランキングをみていこう。

(1)チタン工業 <4098> 375円 +54.60
(2)安永 <7271> 3140円 +45.27
(3)ライクキッズネクスト <6065> 2388円 +39.60
(4)オハラ <5218> 2056円 +35.26
(5)モリテックスチール <5986> 468円 +34.99
(6)GSIクレオス <8101> 223円 +33.21
(7)ヤーマン <6630> 1万2940円 +33.05
(8)ダイニック <3551> 264円 +32.08
(9)石川製作所 <6208> 2270円 +30.41
(10)シュッピン <3179> 2689円 +29.33
※銘柄、証券コード、15日終値、かい離率の順。

ランキング入りした10社のうち9社のかい離率が+30%を超えている。業種別では特に大きな偏りが見られないものの、引き続き値動きの良い中小型の材料株が上位を占めている。

チタン工業、電気自動車関連株として人気集める

今回は上記ランキングからチタン工業、安永、ライクキッズネクストを取り上げたい。

チタン工業は山口県宇部市に本社を置く酸化チタンメーカー。同社は1936年に酸化チタンの国産化を目的として設立、リチウムイオン電池用のチタン酸リチウム等を手掛けている。

英仏に続き中国でもガソリン自動車を将来禁止すると報じられたことが買い手掛かりとなった。株式市場ではEV(電気自動車)関連銘柄として人気を集めた。その結果、同社の「25日移動平均かい離率」は+54.60%に達し、今回のランキングで1位となった。

安永、リチウムイオン電池の技術を再び評価

安永は三重県伊賀市に本社を置く輸送用機器メーカー。創業時はミシン部品を手掛けていたが、現在はエンジン部品が売り上げの6割を占める。その他、工作機械や環境機器も製造している。

今回は、同社のリチウムイオン電池の寿命を12倍に伸ばす技術が再び評価される展開となった。この技術はかねてより新聞等でも報じられていたが、最近の「EV関連株」を物色する流れの中であらためて注目を集めている。

安永株の「25日移動平均かい離率」は+45.27%でランキング2位となった。

ライクキッズネクスト、公的保育サービスが好調

ライクキッズネクストは事業所内保育所の受託保育と認可保育園を運営する公的保育サービスを手掛ける事業会社。今年8月に「サクセスホールディングス」から社名変更した。

11日大引け後に発表した5~7月期連結決算が好調な内容だったため人気化。翌12日から株価が急上昇した。

公的保育事業で東京都内の2施設を新たに開設したことにより営業利益が3億1900万円(期初の会社予想7000万円)に拡大。期初の会社予想は据え置かれたが、業績の上方修正期待が高まった。

待機児童問題の深刻化を背景に、政府が保育施設開設と保育士確保に向けて施策を強化していることが、同社株の追い風となっている。(ZUU online 編集部)

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