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Written by 横山 利香 43記事

初心者でもわかる投資のツボ(36)

日経平均「2万円台」回復 四季報で上昇が期待される銘柄探しを

日経平均株価が19日、2万円の大台を回復し、年初来高値を更新した。米国の株式市場の代表的な株価指数であるニューヨークダウやナスダックも堅調に推移している。

堅調な株式市場の動きを見て、北朝鮮リスクで様子を見ていた投資家も今から参戦をしようと考えているのではないだろうか。ところが、これから値上がりする可能性がある銘柄選びも簡単ではない。ここでは四季報を活用した銘柄選びの基礎的なポイントについて解説していこう。

会社四季報で銘柄を探す

四季報,投資,株式
(写真=PIXTA)

株式投資の銘柄を探す方法はいくつかある。

(1)自分の身の回りの企業の中から銘柄を探す
(2)本来あるべき価値よりも株価が安くなっている銘柄を探す
(3)成長性があるのに株価が安く評価されている銘柄を探す

とは言え、世の中に存在する企業がすべて上場しているわけではない。例えば、今や日本中にある100円ショップ「ザ・ダイソー」を展開しているのは大創産業という企業だ。海外にも店舗を展開しているにも関わらず、株式を上場していない。

株式投資で取引できるのは証券取引所に上場している企業に限られる。例えば、トヨタ自動車やソニーなどのように誰もが知っているような企業ばかりが上場しているのであれば、銘柄を選ぶことは比較的たやすい。しかし、株式市場には見聞きしたことのない企業の方が圧倒的に多いため、銘柄を比較検討するために活用したい書籍が「会社四季報」だ。

「会社四季報」とは、数千にものぼる上場企業についての情報を提供している書籍のことで、東洋経済新報社が発行している。3月、6月、9月、12月の四半期ごとに発売されている。インターネット版の「会社四季報オンライン」もあり、書籍では提供できない即時性の高い投資情報を定期的に更新している。

「会社四季報」の中身は、会社の名前や住所、事業内容といった基本情報に加え、財務内容から業績、主要株主、加えて発行元である東洋経済新報社記者の取材に基づいたコメント記事等が掲載されている。欄外には簡単な株価チャートやフェイスマークも掲載されているので、株価動向も確認できる。この会社四季報に掲載されている個別企業の経営状況、つまりファンダメンタルの分析を行って銘柄を探すのだ。

ファンダメンタル分析で活用したい二つの指標

ファンダメンタル分析の代表的な指標としては、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)が挙げられる。会社四季報を活用するのであれば、ぜひとも理解しておきたい指標になる。順番にみていこう。

PERでは、株価と企業の収益力を比較して、株価が割安か割高かを分析することができる。同業他社や、その会社の過去の株価水準と比較し、収益力から株価の水準を分析する。株式投資の取引手法の一つに成長株投資があるが、その分析を行う際にPERを活用できる。一般的には、PERは10倍以下が割安とされているが、業種によっても違うので同業他社や業界平均などと比較して判断したい。

成長株投資では、現在の企業業績がさらに収益力を高め、飛躍していく可能性のある企業を探し出して購入する投資手法になる。成長性のある企業は期待値が高くなる傾向にあるため、成長を維持できなかった場合などには株価が大きく下落することもある。例えば、ある銘柄のPERが10倍だった時に、その企業の収益力、成長力が30倍であった場合、本来のPERは30倍程度まで上昇することが可能になる。

一方、PBRは、マーケットが評価した株価(時価総額)が、会計上の解散価値(株主資本)の何倍であるかを表す指標である。株式投資の取引手法の一つに割安株投資があるが、その分析を行う際にPBRを活用できる。「PBR1倍」が会計上の解散価値にあたり、1倍を割り込んだ数値の場合には割安と判断することができる。

割安株投資では一般的に、解散価値よりも株価が割安な企業を購入し、本来の価値まで株価が上昇するのを待つ投資手法になる。解散価値よりも株価が安いということは、それだけ株価が下がりにくいため、リスクが小さい投資手法と言えるかもしれない。ただし、なぜ割安に放置されているのかをしっかりと見極めなければ、株価がまったく上昇しない可能性もある。

PERとPBRは、個別企業の株価水準だけでなく、株式市場の水準が割高か割安かを分析する時にも活用できる。例えば、日本経済新聞の電子版にある、「マーケット>株式>国内株式指標」のコーナーを見ると、日経平均株価だけではなく、様々な指標のPERやPERなどが表示されているので参考にすることができる。

PERなどの各種指をの株式市場に対してどう考えるのかと言うと、PERが現在15倍程度だとしよう。今後の日本経済の先行きを考えた場合には、PERは割高なのか、割安なのかを判断していく。PERなどのファンダメンタル指標を活用することで、株式市場の今後の動向をを考えられることもぜひ覚えておきたい。

横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行、講演活動、株塾を行う。

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