転職をするということは未知の世界に飛び込むようなものだ。求人票や採用面接を通して理解していたつもりでも、新しい仕事や職場にギャップを感じてしまう場面は多々あるだろう。

転職者が入社後にギャップを感じることはおうおうにしてあるだろう。それを小さくしたりなくしたりするにはどんな方法が考えられるだろうか。

エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」が、サイトを利用する転職コンサルタント130人を対象に調査したところ、「入社前に企業風土・社風や一緒に働く社員の情報収集をする」という方法が効果があることが分かった。

ギャップを感じるのは人間関係

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(写真=PIXTA)

転職経験者は入社後、どのような部分にギャップを感じているのだろうか。転職コンサルタントに「転職後にどのようなギャップを感じている人が多いか」との質問(複数回答)をしているので、回答をランキング形式で見ていこう。

●転職後にどのようなギャップを感じている方が多いですか?

1位 「人間関係(上司・部下・同僚など)が合わなかった」(50%)
2位 「社風が合わなかった」(46%)
3位 「仕事内容が想定と異なっていた」(38%)
4位 「仕事の進め方が合わなかった」(33%)
5位 「裁量の幅がなかった」(19%)

結果からは人間関係や社風、仕事内容についてギャップを感じる人が多いことがうかがえる。一緒に働く社員や社風などの情報は事前に入手しにくいものだ。

一方、就業条件に関するものについては、「給与・待遇が想定と異なっていた」17%、「勤務時間が想定と異なっていた」11%、「休日休暇が想定と異なっていた」5%など少数回答となっている。

ギャップの原因とサポート内容

転職経験者が入社後にギャップを感じる原因はどこにあるのだろうか。コンサルタントに「転職後にギャップを感じる原因として多いものは?」と聞いたところ、「入社前の情報収集不足(59%)」、「印象だけで決めてしまった(34%)」、「入社後、会社の状況が変わった(29%)」、「妥協せざるを得なかった(28%)」などの回答が挙げられた。やはり、情報不足が大きな要因であることは否めない。

「転職後のギャップを避けるためどのようなサポートを行っているか」の問いには、「求人票には載っていない社風などの情報を伝える(80%)」、「キャリアと希望条件の棚卸しを手助けする(50%)」、「面接時に質問するポイントをアドバイスしている(39%)」といった回答が並んだ。8割のコンサルタントが、求人票だけでは分かりづらい部分をサポートしていることが分かった。