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Written by 黒田 尚子 5記事

デキる人の"マネー術" (5)

なぜ、隣のお宅は「リッチ」に見えるのか? 人生に3回ある「貯めドキ」

最近、A子さん(48歳)は、お隣のB子さん一家が気になって仕方がない。A子さんは、会社員の夫(50歳)と私立高校に通う子どもの3人家族。

今から15年ほど前に、新興住宅地の一角にマイホームを購入。B子さん一家も同時期に引っ越してきた。家族構成や年代、子どもの年齢なども同じくらいで、子どもが小さい頃は仲良く登校していたものだ。夫の勤務先はともに上場企業で、たしか年収も同じくらいだったはず。B子さんも働いているが、パート勤務だと聞いている。

それが、週末には家族揃って外食に出掛ける姿を見かけるし、1〜2年ごとに、海外旅行にも出掛けているようだ(いつもお土産は定番のチョコレートなのだが)。ガレージには、昨年買い替えた新車がおさまっている。とにかく、経済的に余裕があるようにしか見えないのだ

一方のA子さんの家庭はといえば、外食は、精々子どもの誕生日や結婚記念日など、何かイベントがなければ、厳しいのが現状。
家族旅行も、数年に一度、近場の温泉地が精一杯で、クルマなど、いま乗っているのを乗りつぶす勢いで、新車など夢のまた夢だ。

A子さんの家計が苦しい原因は、住宅ローン返済と私立に通う子どもの教育費。子どもを出産してから、会社は退職したが、子どもが小学校に上がったのを機にパートで働くようになり、家計の赤字の補てんをしている。大学の進学先によっては、まさに自転車操業状態になりかねず、今から頭が痛い。その状況は、Bさん一家も同じはずなのだが、ここ数年、暮らしぶりに差が出てきたような気がして仕方がない。

Bさん一家が余裕のヒミツ 人生には「3回の貯めドキ」がある

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(写真=PIXTA)

A子さんが首をかしげる、Bさん一家の余裕のヒミツは「お金の貯めドキ」を見逃さなかった点にある。実は、人生には3回「お金の貯めドキ」がある。

1回目は結婚して子どもが生まれるまでのディンクス時代。2回目は子どもが小学校に上がる前までで、まだ教育費がかからない時期。そして、3回目にあたるのが、子どもが大学卒業・就職してから自分たちがリタイアするまでだ。近年、晩婚化・晩産化が進み、30代、40代で最後の子どもを出産する家庭も多いため、一般的には、50歳代後半くらいからの10年間が3回目の貯めどきになる。

B子さんは、このうちの第1と第2の貯めドキを逃さなかった。
まず、第1の貯めドキである、結婚から子どもが生まれるまでの間は、もちろん共働きで、毎月一定額を積み立てる強制貯蓄を実行。利便性を考えて選んだ駅近の賃貸物件は安くなかったが、会社の住宅補助が手厚かったため、できるだけ貯蓄に回すように心がけた。

また独身の頃は、夫婦ともに一人暮らしだったので、家電や家具はそれまで使っていたものを引き続き活用。将来マイホームを購入すれば、買い替えれば良いと割り切っていた。妊娠してB子さんが産休・育休に入ると、世帯収入は減少したが、積立額を若干減らす程度で、強制貯蓄は継続した。

赤ちゃん関係費が増えた分は、B子さんのランチ代や交際費、被服費が減った分で相殺したり、ベビー服やおもちゃ、赤ちゃんグッズなどは、親戚や友人・知人からのお下がりやリサイクルショップを利用したりして、ヤリクリしたのだ。

出産後、収入が減ることを見越して、早い内から、夫の収入だけでヤリクリし、B子さんの収入はほぼすべて貯蓄に回せるよう、「練習」しておいたのも功を奏したようだ。

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