電話1本で分かる「将来受け取れる年金額」
橋詰: 今日もたくさんお勉強しましょう。ZUUonlineプレゼンツ「笑って役立つマネークリニック」、この番組では新時代を生きるための経済金融メディア、ZUUonlineのサポートのもと、最新の経済や金融に関するニュース、資産形成、ライフスタイルに役立つ身近な情報まで、篠原さんと分かりやすく楽しくお伝えしていきます。
篠原: あらゆる経済・金融情報から、税金、保険、不動産、資産運用の話まで、タブーなしにどんどん切り込んでいきますよ。ファイナンシャルプランナー篠原充彦と、
橋詰: 橋詰優子がABCラジオからお届けしています。ニュースピックアップ!
篠原: 「言うたらあれやね」。
橋詰: ニュースピックアップ、「言うたらあれやね」。このコーナーでは、新時代を生きるための経済・金融情報メディアZUUonlineで今読まれている注目の記事やコラムをランキング形式でご紹介。さらに番組が注目した情報をピックアップし、篠原さんが例え話を使って、分かりやすく解説します。
篠原: お金の話、難しいんですけど、分かりやすくできるだけお伝えしたいと思います。今日のテーマなんか、特に難しいんでしょ?
橋詰: はい、これはね、本当に深いですね。先週は暮らしに身近なニュースのランキングをご紹介しまして、自転車賠償責任保険が、実は今入ってる火災保険とか自動車保険でも代用できるんだよ、というお話を篠原さんにしていただいたんですが、今週は年金。
篠原: 年金、きました。
橋詰: 年金に関する記事の閲覧数ランキングです。ということでベスト5をご紹介しましょう。
第5位:
将来受け取れる年金額、どうやって調べるの?
第4位:
年金における扶養とは?扶養となるための条件等を解説。
第3位:
厚生年金、介護保険料引き上げ。2017年内に変更される社会保障制度。
第2位:
受け取れる年金額の実態、いくらもらえるのか?
第1位:
国民年金の学生納付特例制度、手続きしないと損する可能性も
という年金に関する、どれも気になる記事の閲覧数ランキングベスト5でしたけれども。
篠原: 5位中二つが、年金幾らもらえるかとか、将来受け取れる年金幾らやねんみたいな。結構気になってる方が多いみたいですね。
橋詰: 不安が大きいですよね。
篠原: 大きいです、いくらもらえるのか。
橋詰: 分からないですもん、いくらもらえるのか。どうなんですか、立場によっても、お仕事によっても変わってきますけど、年金って。
篠原: 年金って本当にね、ややこしいっちゃ、ややこしいんですよ。例えばこの5位の、将来受け取れる年金額、どうやって調べるのって。
橋詰: 調べ方、あるんですね?
篠原: 一番分かりやすいのが、芸人さんとかそうですよね。
橋詰: 元お笑い芸人さんじゃないですか、篠原さん。
篠原: 僕、20歳から例えばずーっと60まで芸人をしてたら、これ自営業になるんですよね。
橋詰: なるほど、そうですね。
篠原: お店やってる散髪屋さんとかと同じフリーランスなので、それは計算式非常に簡単なんですよ。国民年金をもらいますから。
橋詰: 基礎年金の部分だけでシンプルに計算できますよね。
篠原: 計算式、言いましょうか?
橋詰: あるんですね。
篠原: 78万100円x保険料納付月数、もう1回言います。ロボットみたいになりますね。78万100円、これ覚えてください。78万100円、これがいわゆる満額もらえるんですよ。20歳から60歳までずっともらってたら、年間78万100円もらえるんですね。
橋詰: はあ!大きいですね。
篠原: 加入可能年数というのは40年間なんですよ。
橋詰: そうですね、20歳からやとして60歳まで、なるほど。
篠原: 40年中の40年払ってたら、40分の40なので1じゃないですか。ということは、78万100円がもらえるんです。割る12したら、毎月の金額がもらえる。そのうち30年しか払ってないわ、という方は、40分の30なので、この計算式で自分がいくらもらえるかって分かるんですけど。
橋詰: ただ私のようなサラリーマンとか、転職したりとか、本当にケースバイケースですよね。そういう場合はどうやって調べたらいいんですか。
篠原: 厚生年金が入ってる方ですよね。会社辞めたり、また会社勤めたり、これややこしいので、一つだけ簡単な方法があるんですよ。
橋詰: なんでしょう?
篠原: 年金ダイヤルに電話してください。むちゃむちゃ丁寧に教えてくれますから。
橋詰: 電話で確認できるんですか。
篠原: はい、できます。年金ダイヤルに自分の基礎年金番号というのがあるじゃないですか。それを用意して、「いくら私はもらえるんですか」って言ったら、要は過去の会社とか全部調べてくれて。
橋詰: え?勝手に調べてくれるんですか?
篠原: 調べてくれるんですよ。
橋詰: 年金ダイヤル。
篠原: これは丁寧ですよ。
橋詰: うわあ、電話番号、今教えていただいていいですか。
篠原: はい、分からないですけどね(笑)
橋詰: 知りたい知りたい。もう私、すぐ電話したいですわ。
篠原: いやこれね、僕、なんで分からないって言ったら、短縮で2番押したらもう出るんですよ。それぐらい掛けてるんです、僕。
橋詰: なんでそんなしょっちゅう掛けるんですか。
篠原: いやいや、むちゃむちゃ丁寧で、調べるより早いですし、向こうプロの方ばっかりですから、もう難しい質問来い、みたいな感じで待ってますので。
橋詰: FPでもここに掛けちゃう?
篠原: はい、割とうちあえるときありますからね。やるな、みたいな(笑)
橋詰: ぜひ年金ダイヤルに。
篠原: 丁寧ですよ。
橋詰: 今分かりました、番号が。
篠原: 番号、分かりました?
橋詰: はい、「0570-05-1165」、これ敏感な私は分かりました。いい老後!
篠原: よう分かりましたね(笑)
橋詰: 1165は「いい老後」に決まってますね。
篠原: そんなすぐ僕、分からへんかったわ。
橋詰: ピーンときましたね。
篠原: いい老後、これ合わせたんでしょうね。まあこれ、ぜひ活用する、無料ですから。
橋詰: 国もちゃんとやってるんですね。
篠原: やってます、やってます。
橋詰: それからこの第1位、国民年金の学生納付特例制度。これは手続きしないと損しますよ、という記事だったんですけれども、学生納付特例制度、ちょっと聞き慣れないんですけどね。
篠原: これは手続きしてください、ぜひ。
橋詰: どういうものなんですか。
篠原: 学生もですね、実は平成3年から強制の加入となったんですよ。国民年金。そのときに、学生でも要はお金がないじゃないですか。
橋詰: だって学費もね、アルバイト代で払ったり皆さんされてますから。
篠原: その上、1万6000円なにがしを保険料で毎月払っていこう思ったら大変ですよ、これ。
橋詰: すごい金額ですよね、学生さんにとっては。
篠原: なので、学生納付特例ということで、免除、いわゆる申請をしてたら免除してあげますよと、学生の期間は。というような特例なんですね。これは意味ないような感じもするじゃないですか。
橋詰: どういうメリットがあるんでしょう?
篠原: これいわゆる、国民年金ってもらうだけじゃなくて、払ってる間は加入者なんですから、例えば自分が事故して、学生の方がバイク乗ってて、事故して、障害を持ってしまった場合、これ国から障害年金っていうのがおりるんですね。
橋詰: そういえばそうでしたね。
篠原: そうなんですよ。「俺、払ってないねん」っていう人だけやったら、おりないんですよ。
橋詰: なるほど。
篠原: 大きいんですよ、ここ。
橋詰: 学生納付特例制度の申請をしていれば、もらえるんですか。
篠原: もらえるんです。いわゆるお金は払ってないけども、あなた学生だから免除してあげるよっていうふうに、胸を張ってもらえるんです、障害年金は。
橋詰: ということは、無料で保険に入れるようなものですよね。
篠原: さすがですね、正解です。
橋詰: 合ってます?
篠原: はい、無料に保険に入ってるようなもんです。
橋詰: とりあえず申請しといたほうがいいですね。
篠原: 絶対しといたほうがいいですね。
橋詰: これはだから、お父さんお母さんが気を付けてあげなきゃいけないってことになりますね。
篠原: そうですそうです。
橋詰: だからこれは、年金事務所に行って申請するっていうことですかね。
篠原: そうですね。
橋詰: まずは手続きしましょう、というお話でした。さあ、1位から5位の解説をいただきましたけれども、番組が注目した記事はこちらです。年金の受給はいつからできる?受給額も押さえておこう!というこちらの記事、5月1日に配信されたものなんですけど、まだまだ今月に入ってもたくさん読まれているということで、第6位にランクインしてるんですね。篠原さん、この記事のポイントは何なんでしょうか。
▶「笑って役だつマネークリニック」の過去記事は こちら