12月4~8日の東京株式市場は揉み合いとなった。日経平均株価は週前半の3日間は軟調に推移したものの、後半の2日間で切り返し結局前週末に比べて8円弱にとどまった。

景況感や企業収益の改善などファンダメンタルズは良好と見られるが、一方で中東地域や朝鮮半島の地政学的リスクも内包しており、マーケットはやや神経質な商いが続くことも考えられよう。

日経ジャスダック平均、年初来高値更新

マクドナルド
(画像=Vytautas Kielaitis / Shutterstock.com)

それでは、今回はジャスダック市場の「時価総額」ランキングをみていこう。

(1)日本マクドナルドホールディングス <2702> 6780億9600万円
(2)ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> 6537億7000万円
(3)セリア <2782> 5286億0500万円
(4)ユニバーサルエンターテインメント <6425> 3316億0600万円
(5)エン・ジャパン <4849> 2443億5400万円
(6) エスケー化研 <4628> 1802億5000万円
(7)ナカニシ <7716> 1737億5100万円
(8)フクダ電子 <6960> 1553億3300万円
(9)ワークマン <7564> 1530億5400万円
(10)東映アニメーション <4816> 1449億円
※銘柄、証券コード、時価総額。12月8日現在。

12月4~8日の新興株式市場は強含み。8日の日経ジャスダック平均株価の終値は3835円97銭となり、約2週間ぶりに年初来高値を更新した。先に述べたように日経平均株価は地政学的リスクを内包しているものの、新興市場は個人投資家の先高期待感が強いようだ。上記ランキングを業種別でみると小売業が3銘柄、機械が2銘柄、次いでサービス、情報通信、化学、精密、電機が各1銘柄だった。

日本マクドナルドHD、既存店売上高が24カ月連続で増加

今回は上記ランキングから日本マクドナルドホールディングス、エン・ジャパン、ハーモニック・ドライブ・システムズの3社を取り上げる。

日本マクドナルドホールディングスは世界的なハンバーガーチェーン「マクドナルド」を国内展開する外食大手。ここにきて、同社の業績回復がより鮮明となっている。

11月8日公表の2017年1~9月の連結決算は、売上高が前年同期比13.2%増の1871億円、営業利益が約4倍の150億8500万円、純利益が約4.8倍の154億3100万円となった。2017年11月の既存店売上高は13.1%増で、対前年同月比では24カ月連続のプラスだ。

日本マクドナルドは商品刷新やキャンペーン、店舗のリニューアルに取り組んでいる。商品刷新では「プレミアムローストコーヒー」を見直したほか、しょうが焼きバーガー「ヤッキー」や肉厚ビーフバーガー「グラン」を発売。タルタルソースを挟んだ「チキンタルタ」や、森永ミルクキャラメル、ブラックサンダーと提携した「マックフルーリー(菓子を混ぜたソフトクリーム)」などの期間限定商品を次々と投入した。

一方でイベント性の高いキャンペーンも展開。消費者の人気投票によりマクドナルドの日本一のバーガーを決める「第1回 マクドナルド総選挙」や、地域により異なるマクドナルドの愛称「マック」「マクド」を、それぞれの期間限定商品の味で競う「おいしさ対決キャンペーン」を実施した。

今年に入り、既存店のリニューアルは300店舗を超えており、商品刷新やキャンペーンと合わせた「3つの要因」が同社の好業績をあと押ししていると見られる。

エン・ジャパン、さらなる収益拡大期待で人気化

エン・ジャパンは求人情報サイト大手。少子高齢化による人手不足が懸念される中で、人材サービス企業は好調な業績を続けている。

12月1日には、日本経済新聞が「パーソルテンプスタッフなど人材派遣大手が相次ぎ一般事務派遣の料金の引き上げに乗り出す」とし、一般事務職にも待遇改善が広がっていると報道した。こうした値上げは人材サービス会社の収益拡大をもたらすとの観測から、エン・ジャパン株の人気化につながったようだ。

ハーモニック・ドライブ・システムズ、受注拡大期待が高まる

ハーモニック・ドライブ・システムズは、精密制御減速装置を主力とする産業用ロボット部品メーカー。工場自動化用のFA関連株、また半導体関連株として注目を集めている。

同社は日本やドイツ、米国の3拠点で生産能力を増強する計画を公表している。11月29日には日刊工業新聞が「波動歯車減速機を拡充 ロボ向け需要に対応」と報じており、市場の一部では受注の積み上がりから業績のさらなる上方修正への期待も芽生えている。(ZUU online 編集部)

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