「お金を貯める」小学生が新学期に掲げる目標のように簡単なものだが、実際できない人は多い。

そのなかでも、周りから相対的に見るとお金を貯められない「浪費家」といわれる人たちは、苦手意識も強いのではないだろうか。まもなく新しい1年が始まる。来年こそは貯蓄癖をつけたいと思っている浪費家のみなさんに「有効かつお手軽な方法」をお伝えする。

1. 貯蓄癖は細かいゴールの積み重ね

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(画像=PIXTA)

新年が始まり、「今年は貯蓄癖をつける」と自分に言い聞かせても結果うまくいかないのは、そのゴールが長すぎるのも一因だろう。最初から半年後、1年後といった長いゴールを見ていても順調には進まない。とはいえ、「毎日いくら節約する」「一週間でいくら節約する」となると窮屈で、これもまた浪費家には苦手な習慣づくりだ。最初の数日は頑張ろうと努力しても続かない。それこそ、「3日坊主」という言葉が相応しい状況だ。

そこで、「半月に一度」というペースをお勧めしたい。1日、一週間よりは時間軸が長い一方で、1カ月以上ほどの悠長さはない、ちょうどいい時間の長さだ。たとえば月の初めと中頃にそれぞれ「貯蓄したい金額」を決め、目標をクリアーするよう心がけよう。

月末は反省の期間。最初は目標を達成できなくてもそう落ち込まずに、まずは節約に取り組めていることを喜ぶ。日頃の仕事のノルマを超えるよりも簡単なはずだ。2回目以降は、前回と比べて貯蓄額の増減がどうだったか、どのように目標を超えることができたかを「客観的に」分析するのもお勧め。ゲームをしているかのように楽しみながら進めていけば、浪費癖のある人が感じていた「お金を使う愉しみ」に加えて、「お金を貯める愉しみ」があるだろう。

2. 大きな出費は「承認制」とする