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東証一部から大化け株を見つけるヒント
大化け株の予備軍を発掘するためのヒントを発信している本連載。【第3回】までに、チャートや出来高の分析の重要性や低位株が狙い目となる旨をお伝えした。
大化け株はマザーズやジャスダック市場に上場している銘柄から生まれることが多いが、東証一部の株が大化けしたケースも少なくない。
東証一部の大化け株は、堅調な業績や株主還元に連動してじっくりと足場を固め、上値を更新してゆく。【第4回】では過去に大化けした大企業の株を取り上げて、株価上昇には好調な業績が必要となることを伝え、東証一部から大化け株を見出すためのヒントを提示する。
東証一部から大化けする株もある
株式投資の世界では何かしらの理由で株価が大きく上昇した企業を「大化け株」と呼ぶことがある。多くの個人投資家にとって、大化けしそうな株をあらかじめ安い値段で買って手中に収めておくことは夢だろう。
大化け株は上場してから年数が経っておらず、時価総額が小さく、成長性が高そうな企業に生まれるケースが多い。新しい企業にはフレッシュな話題も多く、伸び代も大きい可能性が高く、投機的な資金も流入しやすいため株価が上昇することが頻繁にある。そのため東証一部上場企業よりも、マザーズ市場のような新興市場の小型銘柄が大化けするケースが多い。
しかし実は東証一部の企業の中にも大化けする可能性を秘めている株は多く存在している。短い期間で投機的に急騰する小型銘柄とは異なり、拡大する業績に連動しながらじっくりと株価を上げていくのが特徴だ。
ここでは東証一部企業の大化けした株の具体例を挙げながら、そんな企業を探すための視点の一端をお伝えしていきたい。