目次

  1. 株価10倍超え銘柄への投資は可能?
  2. マーケットの魔術師、ウィリアム・オニール
  3. (1)株利益(EPS)は増加しているかどうか
  4. (2)新製品・新サービスがあるかどうか
  5. (3)需給は良いかどうか、またリーダー的な存在かどうか
  6. (4)機関投資家(大口)の存在とマーケット環境
  7. 10倍株(テンバガー)発掘をより深めるために

株価10倍超え銘柄への投資は可能?

大化け株を発掘する方法を探る連載も折り返し地点を迎えた。前回は東証一部上場の企業群の中からも大化け株が生まれることや、過去に大きく飛躍した銘柄をピックアップしてお伝えした。

大化け株を狙うのであれば、夢は大きく株価10倍、テンバガーを保有したいものである。幾多の銘柄からテンバガーの原石を見つけることはたやすくないが、実際にテンバガー銘柄を手にした投資家は存在しているのだ。【第5回】ではテンバガー発掘の手がかりとして、マーケットの魔術師ウィリアム・オニールの投資指針を紹介する。

マーケットの魔術師、ウィリアム・オニール

株式市場で様々な企業が上場しているが、時にその中から「10倍株(テンバガー)」が生まれ、市場の話題を総なめにすることがある。その企業の株価が安い時点で投資を行っていた先見の明のある投資家は資産が大きく膨らむことになる。

そんな株を見つけようと多くの投資家が必死になって銘柄探しをするものの数千銘柄もある企業の中から10倍株を見つけることはたやすいことではない。

しかし、海外の著名投資家ウィリアム・オニール氏(以下オニール)の投資手法をもちいれば10倍株を初期の段階で見つけることが可能となるかもしれない。オニールは名著「マーケットの魔術師」でも紹介されている投資家で、いわゆる大きく株価の伸びる成長株投資の第一人者でもあり日本の投資家の中でもファンが多い。

ここではオニールの手法の内、日本の株式市場に応用が効きそうな部分を中心にポイントを絞ってお伝えしていこう。

(1)株利益(EPS)は増加しているかどうか