「日経平均株価が不調のため低位株が物色されている」というニュースは株式市場においてはよく聞かれる。

低位株は、株式の中の一つのジャンルであり、市場全体が軟調な時や材料不足で手がかり難な時に、投資家によって買われることが多い。そのため場合によっては資金が低位株に一方的に流れ込み株価が急激に上昇することもある。

そのような意味では投資家にとっては大変旨味のあるジャンルと言える。ここでは低位株投資のリスク的側面を前もってお伝えした上で、現在注目しておきたい低位株を幾つか紹介する。(株価や時価総額は8月9日の終値)

大化け可能性が高い低位株「3つの特徴」

ボロ株,低位株
(写真=PIXTA)

もともと低位株は株価が非常に安いもので、ボロ株などとも呼ばれている。一般には数円から300円程度までの株式を低位株と呼ばれることが多い。

業績が不調で長らく安い株価に低迷しているものを主に超低位株と呼び、時に株価が仕手株として跳ね上がることもある。

また主に株価が大きく上昇する低位株は、時価総額の小さな小型株が多く、時価総額の大きな大型株である場合には逆に株価が動きにくくなることもある。例えば、株価が安くてもみずほ銀行のような時価総額の大きな銘柄はよほどのことがない限りは、短期で大幅な上昇は見込めない。

低位株は、株価が安いために必要投資金額が低く個人投資家でも気軽に投資が可能である。その反面、もともと業績が良くない銘柄も多いため、急な反動の下げには注意したいところである(注意したい銘柄として後述)。

【大化けする低位株の特徴】
・数円〜300円程度
・時価総額が数十億円〜数百億程度と小さめ
・一般に業績は不振な傾向

低位株 買う際に注意したいのは

例えばアジア開発キャピタル <9318> という企業は株価も10円程度から一時30円近くまで上がるなど派手な値動きをしている。しかしもともと赤字続きの企業であり、現在流入している資金も極めて短期的なものと考えておいたほうがよいだろう。

ルック <8029> は最近の低位株投資の中では注目されている銘柄の一つである。ここ1ヶ月で株価も200円台から400円台半ばになり、すでに低位株の域を抜けるほど上昇している。業績も悪くない株なので注目したいところだが、すでに上昇しすぎている感は否めない。思わぬ高値をつかまないように注意したいところだ。

【低位株を買う際のリスクポイント】
・赤字続きの企業に資金流入している際には注意
・すでに大きく値上がりしているものは注意

谷山歩(たにやま あゆみ)
早稲田大学法学部を卒業後、証券会社にてディーリング業務に従事。Yahoo!ファイナンスにてコラムニストとしても活動。日経BP社の「日本の億万投資家名鑑」などでも掲載されるなど個人投資家としても活動中。個人ブログ「インカムライフ.com」。著書に「超優待投資・草食編」がある

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