働くと言えば、あなたはどのようなことを思い浮かべますか。バブル時代のときのように昼夜働くのもいとわない頑張り屋の人をイメージする人もいるかもしれません。また、ある人は好きなことが仕事になればいいなぁと自分の思いを言葉にすることでしょう。また、ある人は自分の現在の仕事を思い浮かべたり、パラレルキャリアや働き改革について考えるかもしれません。このように、働くと一言で表しても、人それぞれ感じることが異なります。

働き方は個々の価値観で変わる

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(写真= Nong Mars/shutterstock.com)

働き方についてそれぞれで感じ方が異なるのは、つまるところ価値観の違いによるところが大きいでしょう。以前は入社した会社のためにがむしゃらに働くことが美徳だとされていましたが、現在は働き方が大きく変わり、いかにして自分の好きなことを仕事にするのかという、会社中心ではなく個人が主体の時代へと流れがシフトしてきています。

これは属している会社のためにがむしゃらに働くことを否定しているものではありません。自分の好きなことを仕事にすれば、個人中心だったとしても、仕事で一生懸命に働いて、成果が出やすい環境をつくることが可能になるということです。働き方の価値観が変わってきている今、どのような考え方をして、どのように行動することが大切なのでしょうか。

どんな時代が訪れようとも生き抜く付加価値を身につける

20代、30代の若手ビジネスパーソンにとって、どのようなことが強みになるでしょうか。最も大きな強みだといえるのは、時間を味方にできるということでしょう。つまり、がむしゃらに好きなことを行う時間があるということです。がむしゃらに取り組むことで経験値が貯まり、大きな付加価値をつけることが出来るでしょう。そこで、まずは1つの分野において100人に1人になれるような存在を目指してみてはいかがでしょうか。

「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」の著者である藤原和博氏が述べているように、何を行うにせよ、1万時間を1つの分野で訓練することができれば、100人に1人の存在になることができるでしょう。そして、さらに自分の希少性を高めたいのであれば、100万に1人の人材になれるように、3つの軸を作れるようになることが大切です。

藤原和博氏自身は、3つの軸のうち、左足の軸が「営業・プレゼン」、右足が「リクルート流マネジメント」、3つ目の軸を大きく踏み出し「校長」となったことをあげています。この時に、左足と右足の2つの軸をもとに、3つめの軸が大きく踏み出せるかどうかがその後の人生を大きく左右すると指摘しており、3つの軸をもとに描いた三角形が「クレジット」を表すとも主張しています。

付加価値がついて信用得られれば、後から自ずとお金はついてくる

3つめの軸をいかにジャンプするかが、1/100×1/100×1/100=100万人に1人の人材になれるかのカギを握っています。ここで頑張ると決めた分野で実績を積み、頭角が見え始めれば「あの人は任せられる人物だ」と評判になり、大きな仕事が舞い込んでくることでしょう。そして、評判が評判を呼び、気づかないうちに収入も上がっている。そんな状態になれば、成長している証拠として自信が湧いてくるのではないでしょうか。

その人の価値や能力の対価としてお金が支払われるような時代です。これまでのように、時給換算や日給換算による仕事の働き方や考え方を続けていれば、自分の付加価値を高めることは難しいかもしれません。そのため、信用を作って100万人に1人の人材になることを考えましょう。

大事なのは自分で未来を切り開くこと

過去の常識が通用しなくなってきている今、いかにご自身で未来を切り開いていくかが問われています。今からでも遅くありません。まずは1万時間の壁を乗り越え、左足の軸、右足の軸をしっかりとしたものに築き上げましょう。

そして、3本目の軸を思いっきりジャンプし、100万分の1を達成してみませんか。自分がこれだと思うものについて一心不乱になることで信用の幅を広げて自由な生き方をするために、まずは一歩踏み出して自らを鼓舞してみてはいかがでしょうか。(提供:J.Score Style

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