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(画像=Baturina Yuliya / Shutterstock.com)

富裕層と芸術の関係

富裕層は芸術に触れることで時にメンタルをリラックスさせ、時にメンタルを仕事に集中させる。別の連載(富裕層の投資戦略)では、富裕層が楽器を投資や節税目的で保有することについても解説している。

このように富裕層は芸術をメンタルコントロールにうまく取り入れているのだが、そもそも富裕層は一般人よりも芸術に触れる機会が多い。【第6回】では、なぜ富裕層が芸術に触れる機会が多いのか、それによってどのようなメリットを享受しているのか、といったことについて解説していく。

もちろん現状富裕層ではない一般人であっても、生活に芸術を取り入れていくことは可能だ。なので富裕層と芸術の関係を知った上で、自身の経済状況や生活スタイルに合わせて芸術を取り入れていくと良いだろう。

芸術に触れる機会が多い富裕層

富裕層は芸術に触れる機会が多い。その理由として、まず金銭的な余裕が挙げられる。クラシックコンサートやバレエ、オペラなどのチケットは1人何万円というケースも少なくない。それなりの絵画や骨董品を自宅に飾ろうとしたら、チケット代とは桁が違うお金が必要だ。

次に、上記と「鶏と卵」の関係にある理由だが、富裕層同士の会話やコミュニティに、芸術が取り上げられやすいということが挙げられる。筆者の幼稚園からの友人男性Aの祖母は、日本画の巨匠で、人間国宝級の御方だ。日本画教室も開催しており、知人友人のセレブママたちが定期的に日本画を習っている。

その日本画教室は紹介制なので、基本的にはクローズドな富裕層コミュニティが形成されている。一般の方が入れないわけではないが、居心地の悪さや、高い月謝に耐えきれず、そのうち離脱してしまうだろう。

妻よりも多忙であることが多い夫たち(多くの場合、企業役員や開業医だろう)も、一般の方より芸術に通じていることが多い。「富裕層ビジネスの営業マンは芸術を学んで会話のネタにしろ」と教えられることがあるが、それは多くの場合、有効な戦術だと思う。

富裕層の家に生まれると人生の選択肢が広がる