「ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック」2018年2月25日の放送分をお届けします。

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橋詰:ZUU onlineプレゼンツ
篠原:笑って役だつマネークリニック
橋詰:知って役だつ選択肢
篠原:こっちを選べば節約になりますよスペシャル!
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(画像=©朝日放送)

篠原:みなさんおはようございます。ファイナンシャルプランナーの篠原充彦です。

橋詰:おはようございます。ABCアナウンサー、橋詰優子です。今日もおたよりからご紹介していきましょう。

篠原:はい、ありがとうございます。

橋詰:ペンネーム、再来週マラソン走りますさんからです。何のマラソンでしょうね?

「毎週楽しみに聴かせていただいています。先日のつみたてNISAの話を聞いて、僕も始めることにしました。さっそく口座申し込みをして、今書類を待っているところです。ワクワクしながら毎日待っています。これからも楽しみにしていまーす」

そうですよね。確かにこれね、ワクワクしますよね、始めてみると。

篠原:自分でジャッジして自分でやったことってうれしいですよね。

橋詰:そうですよね。自分で商品選んで。今後それがどう成長していくかですからね。

篠原:どんどんこういう方増やしたいです。

橋詰:ほんとですねー。再来週マラソン走りますさん、もしよろしければご住所とお名前お送りください。マネクリ電卓、お送りさせていただきます。それからもうおひと方、これは時間をかけて解決していきたいと思っているんですけど、お悩みメールですね。堺市のラジオネーム、おはなさん。66歳の主婦の方ですね。

「篠原さん、橋詰さん、おはようございます。いつも平日にパートで早起きで、日曜もしっかり朝からABCラジオ聴いています。前々から質問しようと思っていたことを、思いきってメールします。年末、自宅のトイレの水を流すレバーが壊れ、修理を頼みました。幸い、数百円の部品を替えてもらい、無事に流れるようになったのですが、業者さんから、このトイレもうだいぶ古いので、先々のことを考えると、今の節水型のトイレに替えたほうが、水道代浮きますよと言われたのです。確かに我が家は築30年。まだまだトイレは使えるのですが、古いのは確かです。強引に勧められたわけではなかったのですが、気になって調べてみると、ネット上にはそれっぽい記事やコラムもあふれています。エアコンや冷蔵庫も、古いものは電気代が高いとよく聞きます。我が家のトイレはやはり買い替えたほうがいいのでしょうか?」 というおたよりなんですけども、こういう悩みってありますよね。

篠原:ありますけど、僕たち、完全電気屋さんになってるじゃないですか(笑)。

橋詰:いやでも、どっちが得かって、気になりますよ。

篠原:わかります、わかります。迷いますよね。最新型買ったら、電気代安くなりますよとかね。冷蔵庫にしてもエアコンにしてもあるじゃないですか、進化していくのでね。能力はどんどん向上するけれども、はたしてこれは、言いなりになっていいのかどうかってことですか。

橋詰:そうですよねー。実はうちも今、お風呂が調子悪くて、毎日、日によって、熱かったりぬるかったりで、めっちゃスリリングなんですよ。

篠原:温度はちゃんとしてるのに。

橋詰:温度設定してても、出てくるお湯の加減が、毎日違うんです。それ、このまま我慢すべきか、替えるべきか。替えるのだったら、何十万もかかるだろうし、だましだまし使うべきか、悩んでるんですよね。

篠原:一眼レフ買う前にやるべきやと思いますけどね(笑)。

橋詰:こっちですよね。お風呂ですよね。

篠原:スリリングでね、それを楽しんでればいいかもしれないけど、危ないですもんね。

橋詰:いや、ほんとに。真水になるかもしれない、この寒いときにね。そんな悩みってつきものなんですけど。

篠原:そうですね。今日はこのおはなさんのトイレを替えるべきかどうかのお悩みにくわえて、あなたの住宅ローン、○○に替えるだけで、大節約ができる。保険は何々より何々で契約しよう。

橋詰:へー。

篠原:など、○○に替えるだけでという、知られざる選択肢を解説、ご紹介していきたいと思います。

橋詰:それは楽しみですね。なんでも選択肢が増えるっていうのは、いいことですからね。

篠原:そうなんですよね。

橋詰:今週もよろしくお願いします。

篠原:よろしくお願いします。

橋詰:ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック。この番組では、新時代を生きるための経済、金融情報メディア、ZUU onlineのサポートのもと、最新の経済や金融に関するニュース、資産形成、ライフスタイルに役だつ身近な情報まで、もと、お笑い芸人の篠原さんとわかりやすく楽しくお伝えしていきます。このあと6時30分までよろしくお付き合いください。

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篠原:ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック。この番組では、ラジオをお聴きのみなさまからのお金にまつわるお悩みや相談を受け付けています。

【連絡先】
お葉書:〒530-8010 ABCラジオ「笑って役だつマネークリニック」まで。
メールアドレス:wm@abc1008.com

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篠原:家計のお悩みから、年金、保険、税金、投資の相談まで、なんでもどしどしお送りください。

橋詰:お待ちしています。
篠原:お待ちしています。

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(1)家計の水道代の節約 トイレを最新型に変えると……

橋詰:今日は、知って役だつ選択肢、こっちを選べば節約になりますよスペシャル!です。日常生活の身近なジャッジで、得する情報をお届けしてまいります。そしてリスナーさんから寄せられたお悩みですね。30年前のトイレを買い替えるべきか否かという選択。これねー、どうなんでしょうね。

篠原:見直しを選択、ジャッジするだけで、得する情報を解説していきます。最初にお伝えしたいことがあるんですけれども。今日、このトイレの話ももちろんさせていただきますし、実際にこのケースの場合という話をさせていただきます。

あくまで、こんなケースの場合という一例を使って、古いトイレがどれくらい水を使って、水道代に跳ね返るのか、説明はします。だからといって、買い替えなあかんなとか、僕はトイレのメーカーの回し者ではないのでね。なので、そういう意味では、自分で参考にしていただくというのがひとつ。初めにお伝えしたいなと思っているんですね。

橋詰:最終的には自分で判断。その状況によって違ってきますから。その家に何年住むのかとかね。

篠原:そうなんですね。もちろん、住宅ローンの話も保険の話もさせていただきますけど、選択肢を増やすというのが趣旨なので。やっぱり知っているのと知らないのでは、全然違いますので、そういうような形で、参考に聴いていただいたらなと思います。

橋詰:わかりました。そして、このトイレですけども、30年前のもの、けっこう古いですよね。

篠原:これね、ちょっと調べてきたんですけど、30年前のトイレね、平均ですよ。だいたい「大」ありますよね。大を流すのに、1回にどれくらいの水が流れているかというと、約8リットルから12リットル水を流すんですよ。

橋詰:わー、けっこうな量ですね。

篠原:けっこうな量でしょ?ペットボトルにすると、4本から6本、一気にじゃーっと流すんですよ。小はだいたい半分になります。だから4リットルから6リットル流します。最新型の節水型あるじゃないですか。これはもちろん、機種によって違うんですけど、だいたい大1回が、約4リットルから6リットル。

橋詰:ということは、昔のトイレの半分くらいの量ですね。

篠原:半分ですね。それでもペットボトルの2本から3本は流すんです。1日平均、どうですかね、家でひとり大1回。家にいたらね。僕休みのときに大1回。これはもう、トイレの話ですからね、しゃべりますよ。

橋詰:家族が多ければその分ね。

篠原:ですよね。ひとり大1回、小は3回くらい行きますわ。ねえ、橋詰さん。

橋詰:行きます、行きます。そうですね。うちは双子もいますから、すごい数ですよ。

篠原:そうですよね。流しますよね。これは別に30年前であろうが、回数は変わらないじゃないですか。総務省の家計調査によると、2人以上の世帯の月の水道代金っていうのが出ているんですけど、平均は5000ちょっとなんです。約5000円、家計の水道代。

橋詰:1カ月ね。

篠原:これはすべての水道代なんですね。東京都水道局によるとですね、水道代に占めるトイレの水の割合っていうのが、約22パーセント。こういうのが出ているんですね。

橋詰:けっこうなもんですね。5分の1くらいはトイレで使っている。

篠原:流すんですよね。ということは、5000円の約22パーセント、月1100円くらい。だいたいトイレ代で使っていると。これが30年前のトイレです。今度はそれを最新型に替えると、半分になるじゃないですか。

橋詰:そうですね。

篠原:なので、だいたい月500円から550円くらいになるんですね。この差額が、月々500円じゃないですか。ということは、年間6000円節水できるんですね。

橋詰:最新のものに替えるとね。

篠原:10年で6万円。

橋詰:ほお。大きい。

篠原:生活そんなに変わらなければ。やっぱり6万円って大きいですよね。じゃあ、このトイレの本体、だいたいなんぼすんのや、と。

橋詰:そこですよね。

篠原:そこですよね。平均はだいたい本体は7万円から8万円くらいなんですよ。

橋詰:この10年使うかどうか。微妙なラインですね。

篠原:ただ、ここでですよ。ここで状況によってというのはおはなさんのおうちが、、ちょっとわからないのですけど、トイレって買って置くだけじゃないじゃないですか。

橋詰:そりゃあ、リフォーム費用とかね。

篠原:リフォーム要りますよね。工事代が要りますよね。これも出てまして、だいたい平均、すべて本体も入れて、工事代も入れて、15万未満というのが約4割。15万から30万、ここリフォームもうちょっとかかりまっせっていうご家庭ももちろんあるんですね。そうするとこれが約5割の方が15万円から30万円かかっているんですよ。そう考えたら、どうですか?

橋詰:うーん、これは旧式のものでいくのも手かなー…。

篠原:手かなーと。

橋詰:いや、でも、エコってところも、ちょっと気になりますしね。

篠原:はい。でもお金の視点からだけ見たら、水道代安うなりまっせーって言ってた、だから買いなはれって言ってたことから考えたら、これ20年使ってやっとことさ、損益分岐点じゃないですか。なので、そういう意味では言いなりになって、ああ、そうかなっていうよりも、ちょっと計算したら、20年使うかどうか。ただやっぱりね、お金だけで言うのも嫌なので、水資源の問題で言うとね、こういうのに替えると結局は。昔おかんが、よくやらんかったですか?タンクのなかにペットボトル入れてね、水かさを上げてね。

橋詰:あー、やってましたね、そういえば。

篠原:あれやっちゃうと詰まっちゃう可能性があるんですよ。一気に出なくなるので。

橋詰:なるほど。

篠原:そういうことするって、また詰まって、工事費かかることを考えたら、替えるのもひとつ。

橋詰:そうですね。最新式のトイレはね、お掃除もしやすいらしいですね。

篠原:あ、橋詰さんのとこどうですか?

橋詰:うちのはどうかな?ちょっと溝が掃除しにくいですね。ふちのところが。

篠原:今はそこのところが、穴空いてなかったりね。

橋詰:みたいですね。

篠原:しゅっと拭けるようなやつがあったりしますから。ただね、ひとつ言うと、40年前のトイレ、これも調べてみました。40年前のものは、大で1回に20リットル以上使うんですって。

橋詰:それはすごい量ですね。

篠原:すごくないですか。

橋詰:30年前のトイレはだいたい10リットルくらいね。40年前が20リットル。

篠原:だから1回、ペットボトル10本使うんですよ。

橋詰:それはとんでもない量ですね。

篠原:1日で言えば、4回したら40本使うんですよ。4人家族だったら。6本入りのダンボールあるでしょ、1日に7箱使うんですよ。

橋詰:ちょっとそれはぞっとしますね。

篠原:こういう場合は替えたほうがねいいかなあと思いますけど。ただ、あと1年しか、ここいてないねんとかいうご家庭で、替えるっていうのは、またおかしくなりますし。そういう意味では、言いなりにならず、ただまあ、気持ちいいものですけどね。きれいなトイレ。

橋詰:新しいトイレね。

篠原:僕も夜中帰ってきて、トイレは座ってしますけどね。小もね。

橋詰:えらい。飛び散らない。

篠原:(笑)そうですね。それは嫁さんにもよく言われますね。そうすると感慨深い。なんか考える空間と僕は言ってます。

橋詰:(笑)なんの話でしたっけ?

篠原:(笑)なんか、ようわからんけど。トイレって大事な空間じゃないですか。

橋詰:そうですね。

篠原:それをきれいにするっていうのもひとつなんですけど。僕の家のトイレ、扉じゃなくて引き戸なんです。たまに空いてるときあるでしょ。夜中帰ってきたら、人の気配を感じたら勝手に上蓋が開くんですね。勝手に開いてびっくりするときもあるんですけど。なんの話かわかんないですけど。

橋詰:わからんようになってきましたけど。

篠原:まあ、言いなりにならず、自分のこういう選択肢として、ここを全部計算したうえでジャッジするのもひとつかなと思いますね。

橋詰:まず見積もりを取ってみるのもいいかもしれませんね。それから今日は、ほかにもいろいろとね、日常生活の身近な選択、ジャッジをどうするかというところですけど。

(2)住宅ローンの返済方法の見直し 450万円の圧縮が出来た

篠原:たとえば住宅ローンに関しても、よく気にしているのは、変動金利か固定金利かとかいうような形で、毎月の金額を気にしたりとか、金利を気にする方も、もちろんこれはいいんですけど。要は、返済方法というのが、知られざる選択肢があるんですね。

橋詰:へえ。

篠原:実は元利均等返済っていうのと、元金均等返済ってご存知ですか?

橋詰:よくわからないです。元利か元金か?

篠原:これは、変動と固定は違くて、要は返済方法なんですけど。簡単に言うと、元利均等返済っていうのは、住宅ローンを今払っている方が、毎月毎月、たとえば住宅ローン10万円払っていると。来月も10万円だと。再来月も10万円だと。これはこういう方多いですよね。こういう方は元利均等返済なんですよ。いわゆる毎回の返済額が同じ額になるんですね。これは、なかで元金と利息の合計額がまた変わってきたりするんですけど。実際に元金均等返済とはなんぞやということで、毎回支払う元金部分が均等になるんですね。

橋詰:ん?

篠原:元金の上に利息が乗っかってるんですよ。だから毎月毎月、残高が減っていくので、利息がね。そういう意味では毎月の返済額は変わっていくんですけど。こういう2つの返済方法があると、まずは覚えていただいて。じゃあ、これ、どう違うんだと。

橋詰:そうですね。どっちがお得なのか。違いはなんなのか。

篠原:もちろんこれはいちがいには言えないんですけど。元利均等返済のメリットは何かっていうと、実際に返済の見通しがたてやすいんですね。

橋詰:毎月決まった額ですもんね。

篠原:一定額ですから、返済計画が立てやすいっていうので、ライフプランが組みやすいということなんですね。デメリットは何かっていうと、元金の減り方がゆっくりしてるので、総返済額、要は俯瞰で見たときに、最終的に総支払い額が、元金均等返済に比べて、高くなるんですよ。

橋詰:え?じゃあ元金均等返済のほうがいいんじゃないですか?

篠原:いいと思うんですけど。元金均等返済のメリットは何かというと、やっぱり元金を一定金額ずつ減らすことを目標としているので、そういう意味では、総返済額は元利均等返済と比べては低くなるんですね。ゴールしたときに。ただ、初めの支払い額っていうのは、高くなるんですよ。返済当初。

橋詰:だんだん返済額が少なくなってくるんですね。

篠原:だんだん減ってくるという形なんですね。だから一長一短なんですけれども。実際に僕の例で言うと、僕はファイナンシャルプランナーの勉強をしたときに、これを勉強して、自分の家が、元金均等返済か、元利均等返済かも知らなかったんですよ。

それを自分の返済計画表を見たときに、元利均等返済だったので、すぐに金融機関に行って、元金均等返済ってあるんですよねという話をさせていただきました。それをシュミレーションしてもらったんですね。そうすると、ゴールまでこのまま繰り上げ返済なしでいくと、なんと450万円圧縮できると。

橋詰:へー。大きいですね。

篠原:大きいですよ。元金均等返済のほうが。その当時、金利も高かったので。そしたら来月から、もし変えた場合ね、僕はいくらくらいになるんですかってシュミレーションもして、払える範囲だったので、初めに多くなるんですけどね。そうすると借り換え、要は条件変更させていただきました。それだけでもそれまで勉強してきた勉強代が、僕はちゃらになったなあと。

橋詰:そうですよね。知ってるのと知らないのでは大違い。

篠原:そうなんですよ。だからこれは簡単に言ったらね、元利均等返済と元金均等返済を勉強するのもひとつですけれども。借りられている金融機関に行ってね、元金均等返済ってあるんですか?と、僕はこれ、換えることはできるんですかと、換えるんだったらどれくらいになるんですかとか、シュミレーションしてもらうというのは、ひとつだと思いますので。

橋詰:そうですね。そのへんはプロにお任せして。

篠原:そうなんですよ。

橋詰:だから、ご自身のローンがどちらなのかを、まず調べてみるという。

篠原:まずそれを調べてみると。金利が低いときは元利均等返済のほうが。その分を貯金しておいて、だいたい3年か5年くらいに1回繰上げ返済したほうが、元利均等返済のほうが安くなるパターンもありますしね。それはいろんな方法であるんですけど。それを知っててやってる方と、知らずにどっちやったかな?という方、僕は後者の方をちょっと。利息ってけっこう高いですから。

橋詰:そうですよね。

篠原:金融機関にシュミレーションをしてもらうっていうのは、ひとつ。元利と元金知ってるだけでいいと思います。

橋詰:わかりました。

篠原:もちろん、金融機関によって元金均等返済を扱ってない金融機関もありますので。それもひとつ、自分のうちがどうだったかなというのも、押さえておいていただきたいなと思います。

橋詰:住宅ローン、元利なのか元金なのか、知られざる選択肢でした。そしてもうひとつです。

(3)生命保険の見直し 「特約」は必要?

篠原:次は、住宅の次にやっぱり、今度も高い買い物になるという、保険です。生命保険。これは主契約と特約、どっちで契約というような形。主契約というのは、主たる契約ですよね。特約というのは、その上に乗っかっているオプションと思っていただいてもいいんですけど、さあ、どうでしょう。主契約と特約。

橋詰:どっちか選ぶってことですか?でも、特約だけだったら契約できないですよね。

篠原:そうですね。特約だけでは契約できない。おっしゃるとおりです。主契約の上に、たとえば死亡の上にね、医療保険とかがん保険とか、これつけといたほうがいいですよってことで、どんどん上に乗っかっていると。これ、特約ですよね。

橋詰:特約をつけるかどうするのかの選択肢ということですか?

篠原:そうですね。たとえば死亡保険と医療保険に自分が入りたいと思ったときに、その上に乗っけるのか、それとも医療保険を上に乗っけるのではなくて、主契約にしてしまう。

橋詰:なるほど、なるほど。

篠原:要は2本加入するというパターンですよね。

橋詰:これは難しいです。どっちが得なのかなんて、本当にわからないですね。

篠原:これも、損得よりも、まず自分自身がそれを把握してるかどうかというのが、大前提として一番大きいんですよ。

橋詰:いやー、これはね。入ったら入りっぱなし。ほったらかし。どんどん忘れていく。そういうもんなんですよね、保険てね。

篠原:(笑)そうですよね。毎月目に見えてるものじゃないですからね。だから僕は日々相談をしてて、特約がてんこ盛りの方、非常に多いですね。たとえば自分自身ががん保険も入ってて、災害割り増しも入ってて、介護特約も入ってるってわかってない方が非常に多いので。

橋詰:そういう方、多いと思います。

篠原:だから僕は主契約のみでやっていただくというのが、一番やと思います。

橋詰:あれこれつけない。

篠原:つけない。特約をつけるメリット、僕はひとつしかないと思うんです。

橋詰:え?なんですか?

篠原:申し込み用紙が1枚でいいということなんですよ。

橋詰:そんなシンプルなこと?

篠原:あと、保険証券も1枚でいいということやと思うんですね。たとえば医療保険は医療保険で強い会社があったりするんですよ。専門でね。そこの会社が強いかもわかんないですけども、もっと強いとこ、あるんじゃないかとか。

橋詰:そうか。オプションでどんどんつけるよりも、専門のもので、主契約で結びましょうと。

篠原:同じ保険ですよ。内容は同じだとしても。そういうようなことがあったりするので、そうすると主契約、主契約、主契約で、把握しやすいじゃないですか。

橋詰:わかりました。結局餅は餅屋ってことですね。

篠原:そうです。まさにそういうことです。

橋詰:はあー、よくわかりました。

篠原:専門でやっているというところで。デメリットはもうひとつ、主契約の親ガメですね。親ガメの死亡保障入ってて、その上に子ガメの医療保険とかがん保険がのっかってると。たとえば死亡保障の主契約で、こういうケースあるんじゃないですか?

経済的にちょっとしんどくなってしまったときに、解約をせなあかんと。そうすると解約返戻金が戻ってきますよね。そうするとその上についている、医療保険もがん保険も一緒に解約せなだめなんですよ。いやいや、がん保険はおいときたいねんって言っても、親ガメがなくなった瞬間に子ガメも一緒になくなっちゃうんですね。

橋詰:なるほど、セットですからね。

篠原:セットですから。たとえばそこから年齢でまたそこから入りなおさないといけないってことで、どういうことが起こるかっていうと、保険料が上がっちゃうんですね。

橋詰:そうですね。

篠原:それと、なんの病気もしてなかったらいいんですけど、過去に病気をしてしまったとか。告知書というのがありますので、告知で引っかかってしまうと、医療保険は入れなくなるということもありえますので。単体で入っておくと、そういうことが起こらないのでね。ただね、特約はだめと言ってるわけじゃないんですよ。把握したらすごくいいんですけども。ただ、ひとつだけ入ってもいい特約があるんですよ。

橋詰:お勧めの特約。

篠原:はい。リビングニーズ特約と言いまして。

橋詰:聞いたことあります。

篠原:ありますか?

橋詰:それね、保険入ったときに、なんかで私勧められましたよ。

篠原:そのときに?

橋詰:断りましたよ。

篠原:断ったんですか。これはね、実はあんまりいい話じゃないんですけど、余命6カ月と宣告されるときあるじゃないですか。これはもうしょうがないときに、生前にかけてた保険を下ろして、使うことができるんですよ。たとえば家族でね、「最高の人生の見つけ方」とかいう映画があったじゃないですか。

橋詰:ありましたね。

篠原:死ぬ前にやりたいこと、みたいな。たとえばそのお金で、家族で最後旅行に行ったりとか、病院の個室で、みなさんと一緒に過ごしたりとかいうような形で、3000万円まで、自分の保険金を、まあかけてたらですよ、生きてるうちに使うことができるということで、この特約ね、実は無料なんですよ。プラスね、橋詰さんね、中途付加できるんですよ。だからつけてくださいって言うことができるんです。

橋詰:今からでもいけるんですか。

篠原:問い合わせてみてください。

橋詰:ちょっと調べてみます。

篠原:リビングニーズ特約は無料で、中途付加もできますので。

橋詰:いいことを聞きました。今日は知って役だつ選択肢、こっちを選べば節約になりますよスペシャル!お届けしています。

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篠原:任せちゃだめだめ、お金のこと。心配せずに生きていくには、まずは正しい情報を知ることから。

橋詰:ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック。

篠原:ファイナンシャルプランナー篠原充彦と。

橋詰:橋詰優子がお送りしています。

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篠原:ファイナンシャルプランナー篠原充彦と。

橋詰:ABCアナウンサー橋詰優子がお届けしてまいりました、ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック。今日はリスナーさんからのトイレのお悩みをきっかけに、いろいろな話を展開してきました。今後もぜひいただいたお悩みをもとにいろんな情報をお届けしたいと思っていますので、どしどしおたよりお寄せください。

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メールアドレス:wm@abc1008.com
お葉書:〒530-8010 ABCラジオ「笑って役だつマネークリニック」まで。

採用させていただいた方には、番組特製マネクリ電卓をお送りしています。

篠原:まあ、細かく元利均等返済とか元金均等返済、今日はお話しましたけど、知ってるか知らないかっていうことで、この2つを覚えとくだけでいいんですよ。ほな、質問ができるじゃないですか。

橋詰:キーワードとして覚えておく。

篠原:そこを勉強するよりも、プロがいてますのでね、金融機関で元金均等返済ってどのくらいなのかなとか、質問できる力というのを持っていただいたらいいかなあと思いますね。

橋詰:そうですね。

篠原:ただ、橋詰家はすぐにお風呂直すことやと思います。

橋詰:やっぱりそうですか。

篠原:そこだけは。

橋詰:お風呂かー。お金かかりそうだけど、そうですね。いつまでもびくびくしてお風呂入るのも嫌ですもんね(笑)。

篠原:スリリングを楽しむのもいいんですけどね(笑)。

橋詰:(笑)わかりました。

そしてZUU onlineトップページから、この番組の特設ページにもアクセスできます。ぜひアクセスしてみてくださいね。それでは、今日はこのあたりでお別れです。また来週お会いしましょう。

篠原:さよならー。
橋詰:さよならー。

(提供: 朝日放送ABCラジオ (AM1008 FM93.3))

<MC略歴> 篠原充彦 篠原FP事務所 代表 「笑い」と「お金」を融合させた『お笑いマネー講座』を全国で開催。高校、大学、企業、病院などでおこなっているお金に振り回されないための教養講座は、明るく軽快なテンポでの解説に定評がある。CFPR(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)、一級ファイナンシャル・プランニング技能士、DCプランナー。

橋詰優子 ABCアナウンサー 『純一のシネマに乾杯~Cheers! Looking at you,kid.~(ナレーション)』『新婚さんいらっしゃい!(解説放送)』『スタンダップ(ナレーション)』『橋詰優子のサンデーかうも。』など担当。

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