お金を貯めるためには年収以上に大切なことがある。現に年収300万円の金持ち父さんもいれば、年収1000万円の貧乏父さんもいる。どのようなことをすればお金を貯めることができるのか。ここでは年100万円が手元に残る「お金の貯めワザ」を紹介していこう。

「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の分岐点とは?

確定申告,富裕層
(画像=Vacancylizm/Shutterstock.com)

貯蓄は「お金を貯める」と意識しないと貯まらない。会社員の場合、税金や社会保険料が源泉徴収される仕組みとなっているため、給与が上がると所得額に応じて税率があがり、厚生年金や健康保険といった社会保険料もあがる。その結果、額面の増加ほど手取り額は増加しないというわけだ。

やっと給与の手取り額に余裕が出てきたと思う頃には、子どもの学費や住宅ローンなどの支払いに追われる。子育てが終わり、これからという時には、家の修理や親の介護、自分の健康面での不安が出てくる。気づいた時には定年で「年金だけでは生活できない」と老後資金に不安になる。このような人が非常に多い。

では、貯蓄するためにはどのような意識を持たなければならないのか。まず、目標額を決めることが重要になる。ゴールが見えなければ人は行動を起こせないからだ。目標が決まれば、それを達成するための手段や毎月貯蓄すべき額も決まってくる。目標と毎月貯蓄すべき金額が決まったら、そのお金をどのように準備したらよいかを考える。

そのためには「減らす観点」と「増やす観点」からアプローチすることが重要だ。この2点をコントロール出来るかどうかが、「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の分かれ目だ。

まずは、「減らす観点」から具体的なポイントを紹介していこう。