楽天の三木谷氏といえば、ダイナミックな発想で事業を展開する日本を代表する経営者だ。時価総額1兆円を超える楽天は、最近では携帯事業参入でも話題になった。業界の風雲児とも呼ばれる楽天オーナーの三木谷氏は、どのような言葉を発しているのだろうか。三木谷氏の名言を集めることによって、ビジネスマンのバイブルになるかもしれない。

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(画像=楽天)

常に改善、常に前進(日々改善。日々前進)

三木谷氏は、著書『成功のコンセプト』において、第一のコンセプトとして「常に改善、常に前進」という言葉を記している。「人間が創り出すモノはどんなものであれ改善の余地が必ずある」から、「日々改善を続ける限り、人は日々前進することができる」と述べている。

引用:『成功のコンセプト』 三木谷 浩史(著)

改善は人が未来を切り開くための強力なエンジン

「ビジネスを成功させるためには、未来へのビジョンが必要だ。」ただし、「未来は不確定だから企業は不確定な未来に対する戦略を持つことになる」とも述べている。

「未来を正しく見通すことは大切だが、それだけでは意味がない」「現在の状態に満足せず、常に改善を続けてきたこと、常に前進してきたことが、楽天をここまで成長させた本当の秘訣」「改善は人が未来を切り開くための強力なエンジン」であると、三木谷氏は同書に記している。

引用:『成功のコンセプト』 三木谷 浩史(著)

仕事を人生最大の遊びにできれば、誰でも有能なビジネスマンになれる

三木谷氏は、同書の中で、仕事への取り組み方について、「Professionalismの徹底」を伝える名言をいくつか述べている。「仕事を人生最大の遊びにできれば、誰でも有能なビジネスマンになれる」「仕事は誰のためでもなく、自分のためにするものだ」「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ」など、仕事をするうえで成功するためには、「Professionalismの徹底」が必要であることを説いたものである。

引用:『成功のコンセプト』 三木谷 浩史(著)

スピード!! スピード!! スピード!!

三木谷氏は同書の中で、成功にはスピードが必要であることを強調している。「スピードを上げると仕事の質も喜びも変わってくる」のである。

引用:『成功のコンセプト』 三木谷 浩史(著)

概念は相対化し、揺らぎながら進化する

「概念は相対化し、揺らぎながら進化する」という言葉は、三木谷氏が著書『成功の法則92ヶ条』の中で述べている名言である。三木谷氏は自身の根本的な考え方として、「この世のすべてのものは、相対的な存在」であり、「人間が考えることで、絶対に正しいものなどあるわけがない。ゆえに、常識などという不確かなものを信じてはいけない」と記している。

三木谷氏は、「哲学も思想もイデオロギーも、驚くほど簡単に、右へ揺らぎ、左へ揺らぎながら進歩してきた」のであり、「世の中の常識なんていい加減なのだ。絶対に正しい考え方など存在しない。常識を疑い、常識に反することを恐れず、自分の信じる道を進もう。概念は常に、揺らぎながら進化しているのだ」とも説いている。

引用:『成功の法則92ヶ条』三木谷 浩史(著)

月に行こうという目的があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない

「人も企業も、大きく成長するには、ブレイクスルーを経験しなければならない。ブレイクスルーとは、限界を超えること。壊せないはずの壁を壊し、自己の限界を突破して、はじめて次なるステージがみえてくるのだ」

「問題は、その壁がよく見えていないということだ。自分の限界がどこにあるかなどということは、スポーツ選手は別として、普通の人はまず考えないものだ。その壁をはっきり見せてくれるのが目標だ」

「月に行こうという目的があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない」と、三木谷氏は、著書『成功の法則92ヶ条』の中で述べている。

引用:『成功の法則92ヶ条』三木谷 浩史(著)

三木谷氏の名言は実績と経験に裏付けされている

三木谷氏の名言をいくつか紹介したが、現役のビジネスマンにとって、実績と経験に裏付けされた三木谷氏の名言はとても魅力的に映るだろう。そして、三木谷氏の事業は、現在進行形である。これからも、新たな名言が発信されるに違いない。(ZUU online 編集部)