無駄遣いをしているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらないという人は多いのではないでしょうか。 周囲を見回してみると、「収入は同じくらいなのに、彼女が貯蓄できているのはどうして?」と疑問に思っているかもしれません。

実は、お金を貯めたりふやしたり出来る人は自分ならではの「お金のルール」を持っています。一度そのルールを身につければストレスなくお金をコントロールできるようになるのです。そのルールを身につけて、あなたも今日から運用女子に! 投資デビューしてみませんか?

お金が貯まる女子と貯まらない女子の違いは?

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(画像=(写真=ESB Professiona/Shutterstock.com))

2017年に金融広報中央委員会が発表した「家計の金融動向に関する世論調査」によると、単身世帯の場合、20歳代で貯蓄がないと答えた人は61.0%、30歳代では40.4%という結果です。大雑把にいえば、20歳代も30歳代も、2人に1人は貯蓄していない状況です。

年齢が上がるにしたがって、結婚、出産、マイホーム購入など、お金がかかるさまざまなイベントが待ち構えています。収入が右肩上がりでふえていく時代ではないからこそ、今のうちに貯蓄ができる体質へ改善していくことが大切なのです。

貯蓄ができない人の多くは、「毎月何に使ったかわからないけれど、いつの間にか残高がゼロ」という状況に陥りがちです。何にいくら使っているかわかっていなければ、貯蓄への糸口が見つけられません。

その一方で、お金が貯まる女子が実践しているルールは、「何にどれだけお金を使うか」をあらかじめ予算化し、その中でやりくりするということ。お金を貯めたいと思っているなら、どんぶり勘定を改めましょう。何にいくら使っているかを確認することが、貯まる家計への第一歩なのです。

貯蓄は先取りで、残ったお金で生活する習慣をつけよう

そうはいっても、意志が弱くてなかなか貯められないと思う女子は「先取り貯蓄」で貯めるお金を別枠にして、積み立ててしまうのがよいでしょう。給料から積立分を自動引落しにして定期預金にしてしまうのです。その分はなかったものとして、残りのお金で生活するのです。なお、貯蓄額は人によっても異なりますが、手取り額の1~3割を目安にしましょう。

そんなに貯蓄に回せないという人は、最初は毎月5,000円、1万円など無理のない金額から始めて、家計管理に慣れて余裕が出てきたら少しずつふやすのがよいでしょう。早く始めて長く続ければ確実に資産を残していくことができます。

積立の癖がついたら、投信積立デビューを

積み立て貯蓄でお金が貯まっていく効果を実感できたら、いよいよ次は積立の一部を投資にあてることを考えましょう。低金利の影響もあり、定期預金に預けても利息でお金をふやすことは難しい状況です。また、モノの値段が上がる物価上昇局面では、定期預金だと実質的にはお金の価値が目減りしてしまう恐れがあります。これからはお金を貯めるだけでなく、投資に向けるなどしてお金に働いてもらうという意識が大切です。

ただし、投資にはリターンがある反面、リスクがつきもの。その点、投資信託なら少額の予算で複数の資産に分散投資できるうえ、毎月時間を分散して積み立てられるので、1つの金融商品に集中投資するよりも、値下がりリスクを抑えることができます。運用自体はファンドマネージャーという投資のプロにおまかせできる点も、投資初心者向けの商品といえます。少額でいいのでまずは始めてみて、投資に慣れていきましょう。

これであなたも運用女子!投信積立ライフを楽しもう!

このように、自分の家計やお金の使い方を見直し、無理のない範囲で積立貯蓄を行えば、いつの間にかお金が貯まっていくことを実感できるはずです。さらに、投信積立をはじめると、投資信託の価格の動きをチェックすることで、政治や経済にも興味や関心が向かうでしょう。そうなれば、たくさんある投資信託の中から、さらに自分の投資方針に合ったものを見つけられるようになるかもしれません。ここまで来れば、あなたも立派な上級運用女子! 少額でも構いません。まずは始めてみることが大事です。 (提供:マネーLife Style


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