「個人の信用」
私たちはこの言葉を聞くと、日々の生活や仕事、事業運営の信用を思い浮かべるのではないでしょうか。それ以外には、借入などの信用を思い浮かべる人もいるかもしれません。信用はどのようにしたら得る事ができるのでしょうか。
1億円を貯めるより難しい1つの信用を得ること
多くの人は、信用のある人とは資産家で地位もある人だと思うことでしょう。しかし、近年それ以外の考え方が生まれてきています。自分の嫌なことをするよりも、自分の好きなことを通じて世の中に社会貢献をしたい、得意なことを生かして誰よりもできるようになりたいなど、主体が自分の志になっている考え方です。
この考え方の場合、お金を稼ぐことよりも志が前の方が優先順位はあがります。最初はお金を貯めることが出来ないことでしょう。社会的にもクレジットカードの申込みがなかなか出来ない、借入時の信用度が低い、お給料も思った程稼げないなど、お金に関しては二の次になることも考えられます。
しかし、一生懸命自分の志に向かって進んでいる人に対しては、誰かが見ていてくれます。その一生懸命が信用を生み、信用が増えていくのです。例えばフリーランスであれば、仕事が徐々に増えていく、仕事をした人が新しい人を紹介してくれるなどで信用を増やすことができるのです。
お金は、お給料が稼げる会社でがむしゃらに働けば貯める事もできるかもしれません。しかし、そのような会社に勤めている人も、信用を1つ得るのはなかなか大変なことです。信用されるのは難しくても信用されなくなる時は一瞬で信用を失います。お金は使わなければ増えていくので、信用を貯めるよりも、お金を貯める方が簡単かもしれません。
信用を貯めて自分の道を切り開いている人とは
自分の好きなことを愚直に頑張り続け、周りからの評価が変わってきた人の例として、キングコングの西野亮廣さんがあげられることでしょう。彼は、地上デジタル放送がスタートした時にいわゆるひな壇で他の出演者の人たちと一緒に芸をしている時、自分よりもできる人がたくさんいるからとひな壇への出演をしない決断をしました。その代わり、絵本の制作や漫才や独演会を通じて自分のできることやややりたいと思ったことに対して愚直に取り組んできました。去年、クラウドファンディングを通じて絵本のプロモーションを行うだけではなく、絵本の無料公開を行うなど、オンラインとオフラインをうまく活用したマーケティングを行い、売上を伸ばしています。
彼は、自分の好きなことに全力をつくすことで後から人が「面白いことをやっている」と信用してくれるようになる、信用は後からついてきて、それがお金になるとも言っています。確かに、絵本の創作を通じて彼の芸人以外の一面を多くの人が知ることが出来ました。そして、以前はもしかしたらあまり良いイメージを持たれなかったかもしれませんが新しい一面を多くの人に見せることで、新しいイメージを確立することが出来たのでしょう。
信用は貯め続けるもの
信用は一つ一つの積み重ねです。自分の思った道が正しいと思うなら、それに向けて邁進することは大切なことでしょう。しかし、周囲に信用してもらえるように一つ一つの対応は丁寧に行い、次に繋がるように意識する必要もあります。信用は1つ1つ貯め続けていくものだと言えるでしょう。
会社としてではなく、個としてどのような働き方をするのが良いのかを考え、信じた道を進む世の中になりつつある今だからこそ、信用を貯めていけるよう意識した方がよいかもしれません。(提供:J.Score Style)
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