3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化するなか昨日は決算発表の集中日で、TOPIX500採用の3月決算銘柄に限っても昨日も一日で90社を超える企業が一気に決算を発表しました。そこで早速、昨日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に集計してみると引き続き業績予想を据え置く企業が大半でしたが、集中日ということもあってさすがに昨日は数社が業績予想を修正しています。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

例えばデンソー <6902> やコーセー <4922> 、ホンダ <7267> 、ヤマトホールディングス <9064> が通期の営業利益の見通しを上方修正したほか、JFEホールディングス <5411> も経常利益の見通しの上方修正に踏み切りました。また、ソニー <6758> も営業利益は据え置いたものの、当期利益を上方修正しています。その一方で中部電力 <9502> が営業利益の見通しを下方修正しています。

決算集計(7月31日発表分)
決算集計(7月31日発表分)
決算集計(7月31日発表分)
決算集計(7月31日発表分)
決算集計(7月31日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第1四半期決算発表が本格化しています。こうしたなか明日は新日鉄住金 <5401> やスズキ <7269> 、三井物産 <8031> 、三菱商事 <8058> 、三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> 、NTTドコモ <9437> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
解せないこと
材料目白押しの今週 為替と決算次第で2万3000円の壁を試す展開も
米・個別企業の業績はしっかり、日本市場の上昇のきっかけは?(広木)
決算発表シーズンを迎えて ‐ マーケットの反応は?
【新潮流2.0】 第53回 インフレはむずかしい