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専業主婦に保険が必要ない理由

専業主婦に保険が必要ない理由として給与をもらうなど、直接的な金銭とは関係が薄いという点が挙げられます。専業主婦は家庭の中のことや子育てがメインの仕事となっており、年収にすると700万程度の重労働と言われています。しかし、直接的な金銭との関係が無いといことは、万が一専業主婦で入院するようなことがあったとしても経済的なダメージが大きいことではないという風に考えることができます。

その反面、家族への精神的なダメージは大きいでしょうし、旦那さんが火事を兼務するなど肉体的な負担となってしまいます。そのような状態で保険金をもらったとしても、ありがたいことはありがたいですが、精神的や肉体的な負担は減ることはありません。そのような観点から専業主婦にとって保険の必要性は低いと考えることができます。以下、3つの具体的な理由を紹介していきます。


理由①:直接的な経済損失が少ない

ここで専業主婦が病気で入院してしまった場合の、経済的損失をシミュレーションしてみたいと思います。

例えば専業主婦のお母さんが2週間病気で入院してしまったとしましょう。また手術を1回ともなったとします。その場合発生する費用は、入院代と手術代。しかしこれは高額療養費が適用になりますから、実質の負担は8万円。その他に食事代などの費用がかかり約10万円とします。しかし、病弱な方であればともかく普通の健康体の人が年に何回も入院することはありません。例えば5年に1回あったとしても10万円の費用を月で1,600円程度。これに対して保険料は年齢により異なりますが平均して4,000円だとします。

5年間の間に3回程度入院するようなことがあれば医療保険に入っていた方が負担が少なく済みますが、若いうちは逆に高くついてしまうことがほとんどでしょう。


理由②:周囲の協力で家事のカバーが可能

お母さんが病気で不在になった場合経済的損失は少ないものの、家事や育児などお父さんは非常に大変な状態になりがちです。

専業主婦のお母さんが入院などで不在になってしまった場合、仕事が忙しいお父さんが家事を兼務するということは非常に大変です。しかし、逆に言うとこのお母さんが不在になってしまった場合の家事と育児の対処をあらかじめ考えておく必要があります。近所に両親が住んでいたり近くの友達を頼ったりと、いざその時になればできることは必ずあるはず。

むしろこのような状態を想定しておけば保険にかけるお金は、貯金もしくはお母さんのお小遣いとして残すことができます。保険を契約して普通に暮らすよりもそのお金でお母さんがちょっとだけ贅沢できる方が実は病気のリスクも下がるかもしれませんね。