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独身サラリーマンに保険が必要ない理由

私が独身サラリーマンに保険の必要性が低いと考える理由は、"家族を持っていない"という点が挙げられます。

特に働く男性が家族を持つということは、「経済的なリスクを背負うこと」というように言い換えることができます。家族を持つことで保険に入るというきっかけが保険契約に一番多い理由の1つになっていますが、その本質は「自分が働けなくなってしまった場合の奥さんや子どもへの保障」というものです。

しかし、独身のサラリーマンであれば経済的責任を負う対象がありません。しかも一人で暮していれば、それなりにお金のコントロールもできますので貯金をすることもできます。そのため独身サラリーマン(特に若い方)についてはお金を保険よりも貯金や自己投資に使った方が有効的なのではないかというように考えることができます。では、具体的な理由を3つお話しいたします。


①病気になっても家族に負担がかからない

独身サラリーマンは病気になった場合でも、家族がいないため他人に負担をかける心配はありません。

病気で仕事を休んでしまえば勤務先の人には迷惑をかけることがあるかもしれません。しかし家族を持っている人は奥さんや子どもにまで負担がかかってしまいます。ですが、独身のサラリーマンであればその心配はありません。自分の親や兄弟には少し負担をかけてしれませんが、独り身であれば自分のことはある程度自分で行うことができるため保険が必要になる機会も少ないのではないかと考えられます。

そのような観点から結婚して子どもができるまでは独身サラリーマンが単身で医療保険を契約する必要性は低いと考えることができます。


②若いうちは病気の発症率が低い

最近では医療の発達もありますが、そもそも若いうちは回復力も高いため入院や手術が必要になるような病気を発症する確率は低いと考えられます。

高血圧や糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞、ガンなど生活習慣病と呼ばれる類の病気によって入院や手術が必要になることがほとんどですから、それらの発症リスクが低い年代のうちは家族がいない限り保険に入っても、保険を使わずに満期を迎えることが多いのではないかと思います。

生活習慣病の発症は50歳を超えたあたりから増加してくる傾向があるため医療保険の必要性が出てくる可能性がありますが、まだ若く働き盛りの独身サラリーマンには必要性が低いと考えられます。