意外高という感じでした。特に買わなければならない理由もなく、空売りの買い戻しも一巡感があり、買い要因もなく、反発となるほど昨日下落したわけでもなく、指数への思惑や決算をまたいでの持ち高調整の売り買いで指数を押し上げたということなのでしょう。腰の据わった買いでもなく、この買いが明日も続くということでもないのでしょうから、方向感に乏しい展開が続くと思います。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均

下値を試す動きになるかと思いましたが陽線となり、保ち合い継続ということになりました。21,600円を超えてくるか、21,400円を割り込むかで目先的な相場の方向が決まりそうです。

☆ 本間宗久相場三昧伝 ☆

昨日は米相場の季節要因の話をしましたが、「七八九十月まで天井値段の米は」と昨日ご紹介したものと反対の場合を述べているものもあります。この場合は「十二月までに下ると心得べし。」とこれもまた昨日の項と反対になっているということです。

株式相場でもこのように「ここまで高ければ」とか「○○を抜ければ」とか、今月いっぱい高ければ、というように季節や期間などを指定して「高ければ」というように、前提を決めて相場の動きを見ていくこともあります。そして市場の「アノマリー」を菅家て、今の相場に当てはめればいいということになるのです。(提供:Investing.comより)

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(画像=Investing.com)

著者:清水 洋介