2017年は働き方改革に加えて、人生100年時代に求められるスキルを意識した動きが増え、2018年はよりスキルやキャリアを重視した働き方の提唱が行われました。働き方改革を進める上で重要なのは人づくり改革とも言われています。それは一体どのようなことなのでしょうか。

「働き方改革」「人づくり革命」とは?

経済政策,日本,2020年度
(写真=J.Score Style編集部)

その流れを理解するために、そもそも「働き方改革」「人づくり革命」が何を指すのか見ていきましょう。

「働き方改革」とは、2016年に政府によって打ち出された経済対策のひとつで、「働き方改革実行計画」のもと、働き方を根本的に改革するというものです。

働き方改革実行計画では、処遇の改善、成約の克服、キャリア構築の3つの課題解決の方向性が言われており、その3つの課題解決のために、下記の9つを打とうとしています。

同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
賃金引上げと労働生産性向上
罰則付き時間外労働の上限規制の導入など長時間労働の是正
雇用吸収力、付加価値の高い産業への転職・再就職支援
柔軟な働き方がしやすい環境整備
女性・若者の人材育成など活躍しやすい環境整備
高齢者の就業促進
病気の治療や子育て・介護等と仕事の両立
外国人材の受入れの問題

より具体的に説明をすると、業務プロセスの見直しと効率化をはかったり、長時間労働の是正にむけた深夜残業の禁止や朝型勤務の導入をするなど、生産性向上に寄与する働き方の推進が求められています。

それ以外には、テレワークの活用して自宅でも仕事ができるような体制整備、休暇の取得促進によりオンとオフの切り分けをはっきりすることなどがあります。また、パラレルキャリアや副業について肝要になり、スキルアップして会社に還元してもらうというのもこの施策に入ってきます。

「人づくり革命」とは?

一方の「人づくり革命」は、2017年新しい経済政策パッケージの中で、「生産性革命」並び、重要施策となっています。幼児教育の無償化、待機児童の解消、高等教育の無償化、介護人材の処遇改善、これらの施策を実現するための安定財源、財政再建がメインテーマとなっていますが、子育てや介護に悩む人でも働ける環境を築いていくことが重要だとされています。

最近よく言われているリカレント教育や、会社と個人のベクトルをあわせてスキルアップを向上する動きなどが、見られるようになってきたのも人づくり革命の一貫です。

新しい経済政策パッケージでもたらされるもの

しかし、こういった改革が行われていても、私達は具体的に何をしていくのがよいのでしょうか。

●時代が求めるものを学び、習得する

学ぶ、習得すると言われることが多くありますが、具体的に社会で何を求められているのかを考え、自分なりの価値を見出すことが重要です。自分したいこととすべきことに向き合い、スキルを習得し、自己をアップデートする力が求められます。

しかし、目まぐるしい変化が起きる現代、求められる価値もどんどん変わっていきます。一昨年価値があったことが、今意識したいのは別の価値になっていることも十分にあります。そのため、ITリテラシーやデジタルデバイスを使いこなすスキルが必要だといえます。

●効率的に働く姿勢を考える

柔軟な労働市場の確立、テレワークやフリーランスの拡大など、柔軟な働き方や人材投資を取り組む企業に向けた税制優遇が行われています。少子高齢化と労働人口の減少によって、物理的に総労働時間は減っていきます。しかし、売上拡大を見込むには労働力は必要です。そのため、いかに効率化して今の何百倍も成果を出せるのか、企業も個人も考えなければなりません。

そのためにはITの力を借りることが重要です。働き方を柔軟にすることで多彩な人材を獲得できるはずです。

●リカレント教育で自己研鑽を意識

さらに、日本人は働きすぎでキャリア形成において自己研鑽の時間が少ないと言われています。そのため、学ぶ機会と働く機会をインタラクティブに捉えられるよう、啓蒙が必要です。いくら個人が学びたいと思っていても企業が歓迎しなければ意味がありません。外で学ぶことによって還元してくれるはずだと考え、企業は学びの機会の創出を進めて行く必要があります。

● 副業によるスキルアップ促進

また、副業や兼業によって学べると考える個人もいるはずです。情報漏えいリスクや36協定などとの兼ね合いはあるものの、柔軟な働き方を推奨できる土壌を持つべきですし、個人としても副業や兼業が本業に悪影響を与えないように配慮して働き方を考える必要があります。

人生100年時代、変化に対応を

新しい経済政策パッケージは2020年度までさまざまな施策が行われます。その後は上述したことが当たり前となる時代が訪れているかもしれません。今、現在の変化に対応できていればきっと大丈夫です。しかし、もしも現在の自分が新しい働き方や考え方にフィットしていないと思うなら、少しだけでも行動してみるべきです。人生100年時代において、キャリアや生き方を今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。(提供:J.Score Style

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