不動産投資で安定した家賃収入を得るためには、空室期間をなるべく短くする必要がある。そのためには、多くの人に「借りたい」と思わせる物件を選ぶことが重要だ。それでは、借り主にとって魅力のある物件とは、どのような物件だろうか。借り主の視点からリサーチするために、賃貸物件検索サイトを活用する方法を紹介する。

ターゲットを明確にして希望条件を絞る

不動産投資
(画像=Jacob Lund / Shutterstock.com)

賃貸物件検索サイトでは、沿線、駅、最寄り駅までの徒歩所要時間、賃料、面積、間取りなど、基本的な条件を設定し、物件を検索することができる。

単身者をターゲットにしたワンルーム賃貸マンションの場合、通勤のためにアクセスの良い物件が好まれるため、「最寄り駅が快速停車駅」や「最寄り駅までの徒歩所要時間が5分」といった条件項目で検索される。ファミリー層を対象にした物件であれば、「学校などの教育施設が近隣にある」や、「ショッピングモールや大型公園が近い」といった近隣施設を条件に加えて検索するケースが多い。

このように、ターゲットの属性で、賃貸物件に希望する条件は異なる。借り主にとって魅力のある物件は、ターゲットが明確にされていることが重要なのだ。

こだわり条件も確認

賃貸物件検索サイトには、上記のような基本条件のほか、「こだわり条件」といった設定項目がある。例えば、物件の日照条件を絞り込む項目に「南向き」があるが、この項目があるということは、日当たりの良さを希望する借り主が多いという証拠だろう。また、キッチンの項目として「オール電化」、「IHコンロ」、「システムキッチン」などがある。これは、設備の良いキッチンを希望する借り主が多いことを示している。

建物設備の条件項目として人気があるのは、「駐車場あり」、「駐輪場あり」、「バイク置き場あり」である。仮に、物件が最寄り駅から遠い場合は、最寄り駅まで自転車などを利用すると考えられるため、駐輪場などがついている物件は、借り主にとって好条件となるのだ。

その他にも、セキュリティー面を重視する借り主のこだわり条件として、「オートロック」、「管理人あり」などがある。特に女性は、セキュリティー面で充実した物件を希望することが多い。もし、あなたが女性をターゲットにした投資用物件の購入を検討しているのであれば、セキュリティー面の充実を図ることは非常に重要だ。

このように、賃貸検索サイトのこだわり条件を確認することも、借り主にとって魅力のある物件を選ぶ際に大いに役立つだろう。

物件に付加価値をつけてより魅力のある物件にする

自ら物件に新たな付加価値をつけて、特定の入居者を確保することもできる。例えば、「ペット相談可」という条件は、ペット愛好家をターゲットとした「こだわり条件」の項目として設定されていることが多い。現在はペットの飼育に対応していない物件であっても、「ペット相談可」という条件を新たに設ければ、それだけで特定のニーズに応えることになる。既存の投資物件をより魅力ある物件にできるのだ。もちろん、ペット可にすることにより、部屋が損傷するリスクも高くなる。対策としては「小型犬まで可」、「二匹まで可」というように、詳細な条件をつける方法がある。

不動産投資で安定した家賃収入を得るためには、不動産を購入する前に、多くの借り主が借りたくなる物件とは何かを、詳細にリサーチすることが重要だ。それが空室リスクを回避することに直結する。まずは、単身者、ファミリー層、ペット愛好家など、自分がどんな層をターゲットにするのかを明確にし、その上でターゲットの希望条件を満たす物件を探そう。投資用として不動産を購入する場合は、「あなたが住みたい物件」ではなく、「借り主が住みたいと思う物件」を選ぶことを心がけよう。当たり前のことなのだが、意外と忘れがちな視点なのだ。

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