毎年春にやってくる自動車税。税金の支払いって、どうも面倒ですよね。でも、ペイジーを活用すれば、わざわざ銀行やコンビニまで行かなくても、スマホでサクッと支払えるんです。具体的なやり方や注意点を確認していきましょう。

Pay-easy(ペイジー)とは

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(画像=number-one/Shutterstock.com)

ペイジーは、自動車税などの税金や各種公共料金、ネットショッピングの代金などを、銀行の窓口やコンビニのレジに行かなくても支払えるサービスです。ATMでも支払えますが、ネットバンキングだけでも手続きが完結するので、時間や場所を問わず、自分が気付いたタイミングで支払いできるのが特徴です。

NTTドコモやゆうちょ銀行などの大手企業、金融機関、官公庁、地方自治体などが連携して運営していて、自動車税の支払いを含むほとんどの場合、手数料無料で利用できます。

自動車税がペイジー対応かどうかはここでチェック

ペイジーは便利なのですが、現時点で自動車税の支払いにペイジーが利用できるのは22都府県のみで、自治体によっては対応していないところもあります。自分の納付先が対象になっているのかを確認するには、各サイトを検索するよりも、手元に届いた納付書をチェックするのが早くて確実です。

納付書(払込取扱票=保険料の支払いに利用する小さめの用紙)の上部にペイジーと書かれたマークがついていれば、ペイジーでの支払いが利用できるということです。

自動車税をペイジーで支払う方法

ペイジーの支払いにはネットバンキングを使うと便利です。手持ちの銀行口座がネットでの手続きに対応していない場合などは、銀行やJA、郵便局などのATMでも支払うことができますよ。ただ、コンビニATMには対応していないので要注意です。

支払い方法は、ネットバンキングでもATMでもほぼ同じです。操作に慣れた方なら5分以内にできるでしょう。

まずはネットバンキングにログイン、もしくはATMの前に立って「ペイジー」か「各種料金払込」などと書かれたボタンを見つけます。そのあと、手元の納付書に書いてある「収納機関番号」や「納付番号」など指定された情報を入力します。確認画面が出てくるので、間違いがないかチェックしてOKボタンを押せば完了です。お金を振り込むときの手順に似ているのですが、ペイジーでは支払金額が自動表示されるなど、さらに簡単です。

以上で支払いは済んでいるのですが、今だけ、もう1つやっておくといいことがあります。ペイジーのキャンペーンへの応募です。ペイジーでは2019年4月1日~7月2日の期間で、「1万円が300名様に当たるキャンペーン」を実施しています。あまり知られていないことや、応募が必要で、支払先の入力など多少手間がかかることから、意外と当たりやすい穴場になっているかもしれませんね。

車検に必要な納税証明書(領収書)はどうなる?

銀行窓口やコンビニレジで支払うと、領収書にハンコを押してもらったものを受け取りますが、ペイジーにはそれがありません。

では車検のときはどうするのかいうと、実は2015年からオンラインで支払い状況を確認できるようになったため、車検のときの納税証明書の提示は原則不要になっています。ただ、オンラインに支払い状況が反映されるまで数週間はかかるので、納税後すぐに車検を受ける予定の方は窓口などで支払って確実に押印してもらうようにしましょう。

また、自動車税と違い、軽自動車税の場合は納税証明書が必要になるケースが多いです。ペイジーで支払うと6月中旬ごろに納税証明書が送られてくることが多いですが、自治体によって違います。確認して、車検に間に合わなさそうならこちらも領収印を押してもらえる窓口などで支払っておきましょう。

期限内に支払いを済ませよう!

自動車税の納付期限は5月末です。ペイジーなら期限ぎりぎりでも納付できるのですが、万が一間に合わなかった場合は延滞金がかかるなどしてしまうので、できるだけ早めに済ませておくのがおすすめです。

また、自動車税は数万円単位の請求が来ても、原則一括払いしかできません。5月にまとまったお金が出ていくことを見越して、家計に響かないよう早めにお金の準備をしておくことも大切ですね。

文・馬場愛梨(「貧困女子」脱出アドバイザー/ばばえりFP事務所 代表)/fuelle

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