読書が重要だということは多くの人が知っていることだと考えられますが、なぜ重要なのかという本質まで考えている人はどの程度いるのでしょうか。本を読み、日々の生活に生かすことは大切な考え方ですが、それぞれどのように生かされるのかを検討してみましょう。
レバレッジ・シンキングとは
レバレッジ・シンキングとは本田直之氏が考える考え方です。レバレッジとはテコの原理のことを言いますが、レバレッジをきかせれば、最小の努力で最大の効果が得られると同氏が著書の中で繰り返し説明をしています。
働き方改革が推進されているとは言え、日本はまだまだワーカホリックの人が多く、働けば働くほど結果がでるという趣向を持つ人が多くいます。
しかし、本田氏は労働/時間:成果=1:∞という独自理論を著書で展開しています。確かに、物事を効率化させるという点では、最小の時間で最大限のパフォーマンスを発揮するほうがよく、空いた時間を別のことに使えます。家族と過ごしたり、自己研鑽にあてることもできます。
よりよい日々を送るために、レバレッジ・シンキングの考え方を持つことが重要だといえそうです。
レバレッジ・シンキングにおけるビジネスパーソンの問題点と解決法
本田氏は著書の中で一般のビジネスパーソンは、「トレーニング不足」だといいます。
スポーツ選手は試合の4倍もトレーニングを積むのに、ビジネスパーソンがトレーニングに時間を使う割合が少なく、これでは成果をあげられる人にはならないということです。ここでいうトレーニングとは自己研鑽にあてる時間のことをいい、本田氏は自己研鑽が働く時間の1/60しかないと指摘します。優秀なビジネスパーソンになりたいのなら、いかにして自己研鑽をすべきかを考えなければなりません。
加えて新しいことを始めようとしても、すぐに怠けて諦めてしまうのも人間の性です。
短時間で労力をかけずにコトを進めるためには知識と人脈が必要です。1人で出来ることは限られていますから、人脈を活用して成果を生み出すよう努力することです。
ただし、人脈を広げるためには、お互いを高め会える人脈作りが必要です。教えを請うだけでは相手の時間を奪うことになりますから、相手にとってもこの人と一緒にいてよいと思ってもらえるように専門性を身につけることが重要です。
レバレッジ・シンキング、具体的に何をすれば高まるのか
レバレッジ・シンキングでは労力、時間、知識、人脈の4つの観点から、レバレッジを掛けることが重要だとしています。これらすべてを意識すれば、たしかに成果が出やすいはずです。アメリカでは、自己研鑽を行うのは当たり前で、パワーモーニングや夜間のビジネススクールで自分のキャリアアップを目指す人が多くいるといいます。日本人が出来ないことはないはずです。
ある特定の人に仕事が集中しすぎている状況があるケースを除けば、多くの人が自分の時間を少し自己研鑽にあたることができれば自分を変えることができるはずです。ビジネススクールに通う時間がない人は、通勤時間や休憩時間、休日などに読書をして学ぶこともできるはずです。
知識がなければ時間をショートカットすることも、人脈を広げることも難しいかもしれません。乗車する電車が満員電車のことが多いという人は、「本を聴く」という選択肢もあるはずです。本を読み、自分の日々の取り組みにいかせば、必然的にレバレッジがきいてくるはずです。
読書は偉人の考え方をチャンスですし、ビジネスで成功した人のメソッドを取り入れる機会にもなります。ビジネススクールに通うお金がないという人でも、書籍を購入したり、借りる選択肢を取ることで学べます。どの本がよいのか分からないという人は要約サービスを活用して、興味のあるものを手にとってもよいでしょう。読書に投資をすることで、よりよい自分を目指してみませんか。(提供:J.Score Style)
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