今、ひそかに若手ビジネスマンや起業家の間でブームとなっているのが、サウナや銭湯です。漫画『テルマエ・ロマエ』『マンガ サ道』という、銭湯やサウナを題材にした漫画がブームになるなど、いまや1つのカルチャーであるといっても過言ではありません。

最近では、こうした若手ビジネスマンのサウナブームを受け、コワーキングスペースを併設したサウナも生まれるなど、サウナも進化しています。このサウナブームの理由を、おすすめのサウナや銭湯とともに紹介します。

ビジネスマンからの注目が集まるサウナの魅力とは?

サウナ付き,コワーキングスペース
(写真=J.Score Style編集部)

そもそも、なぜビジネスマンの間でサウナが注目されているのでしょうか。1つは、現代におけるビジネスパーソンの意識の高さです。朝活がブームになっているように、若手のビジネスマンは朝から精力的に活動する傾向にあります。朝、皇居の周りを走るビジネスマンも多くいます。そういった、朝から運動するビジネスマンが、仕事前に身だしなみを整える場として、こういった銭湯やサウナが使われるようになったのです。

もう1つは、サウナの医学的な効能です。サウナと水風呂に交互に入ることで、交感神経と副交感神経が刺激され自律神経が整うことが期待できます。自律神経が整うと、集中力や生産性が上がることが知られています。

つまり、サウナは仕事のパフォーマンス向上にも役立つのです。こうした身体面での影響や、ビジネスパーソンの仕事スタイルの変化がサウナブームを後押ししているといえます。

コワーキングスペースを併設している、注目のサウナ3選

そういったビジネスパーソンのサウナブームを受け、サウナ自体も進化しています。最近では、サウナとコワーキングスペースを併設し、仕事とリラックスを同時に楽しめる場所も増加傾向です。注目のコワーキングスペース併設サウナ・銭湯を紹介しましょう。

BATHHAUS NISHIHARA(バスハウス ニシハラ)

BATHHAUS NISHIHARA(バスハウス ニシハラ)は、「仕事して、ひとっ風呂浴び、ビールを1杯ひっかける」をコンセプトに生まれた、コワーキングスペース付きの銭湯です。40席のワーキングスペースと2種類の銭湯があるこのスペースは、月会費で借りることもできれば、都度利用することも可能です。クラフトビールや日本茶も楽しむことができるこのスペースは、スマートロックセキュリティを採用しています。そのため、時間単位でいつでも出入りできるのも特徴です。まさに、「若手起業家・ビジネスパーソンのための銭湯」といえるでしょう。

KOOWORK(クーワーク)

KOOWORK(クーワーク)は、横浜のスカイスパ内にあるコワーキングスペースです。横浜を見張らせる場所にあるこのスパに、6つのタイプのコワーキングスペースが併設されています。オン・オフの切り替えをスムーズに、また効果的にできるのがKOOWORKSの特徴です。6つのタイプのコワーキングスペースは、ミーティングができるほどの広さから、一人で集中したいスペースなどさまざま。また、リラックスしたいときに使えるスペースもあります。タイプに応じて選ぶことができるのも魅力の一つでしょう。

RAKU SPA1010神田(ラクスパセントウカンダ)

RAKU SPA1010神田は、ビジネスのみならず、さまざまな目的でサウナ、銭湯を楽しめる施設になります。4階建ての施設には、コワーキングスペースのほか、コミックなどを読んでくつろげる場所、食事を楽しめる場所、ランニングステーションなど、さまざまな施設があることが特徴です。仕事のみならず、1日まるごと楽しめる施設として注目を浴びています。

サウナ&ワーキングは新しい仕事のスタイルになりつつある

このように、サウナとワーキングスペースを併設するスタイルは、「リラックスしながら仕事する」「自分のペースで仕事をする」というような、新しい働き方の提案をする場所でもあります。今後、働き方改革が進むにつれ、こういったスペースがもっと増えてくるかもしれません。(提供:J.Score Style

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