激務なコンサルタントでありながら、不動産投資家として本業の年収の何倍もの金額を稼ぎ、〝億超え〟の資産を築く。連載『資産〝億超え〟の兼業投資家が教える「時間レバレッジ」のかけ方』では、石川貴康さんがいかにして時間を生み出し、資産を増やし続けているのかを実例を交えて紹介してもらう。第3回のテーマは「エージェント化」と「ガイド化」である。時間を生み出すために石川さんは担当営業マンを上手に選び、育成しているのだという。どういうことだろうか。

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本業を抱えながら不動産投資をしているので、私には十分な時間がない。前回書いた通り、管理はアウトソーシングしているが、それだけではない。投資物件を増やすための物件探索も、自分ではやっていない。人に任せている。

自分好みの物件を常に紹介してくれるように担当の営業マンを育成しておくことで、自分の時間を使わなくとも好みの物件にたどり着ける。〝もう一人の自分〟が自動的に動いてくれるわけである。

この場合はアウトソーシングではない。アウトソーシングは用意されたサービスを使う。しかし、不動産物件を探す場合は、用意されたサービスを使うのではなく、自分で育てることがポイントとなる。なぜなら、物件に対する選択肢が多様で、こちらが欲しい物件を伝えて提案させないと、単なる無駄なセールスに付き合うことになるからだ。

ただしもちろん、最初から自分の好みを把握した営業マンは存在しない。出会って、選別して、育てるのだ。

好きな営業マン、嫌いな営業マン

好きな営業マン、嫌いな営業マン
(画像=Syda Productions/shutterstock.com,ZUU online)