ビジネスの世界ではさまざまなビジネス用語が生まれては廃れていきます。どの業界でも使われている言葉もあれば、業界限りで活用されるものもあります。

相手が知っているものだと思い使うとうまく伝わらない場合もありますし、ビジネス用語を多用されると、受け手も何がなんだか分からないという状況にもなりかねません。ビジネスを円滑に進めるためにはビジネス用語を抑えるのがカギ!

今回はいまさら聞けないビジネス用語2019年度版をご紹介しましょう。

「アサップ」

今更聞けない,ビジネス用語
(写真=J.Score Style編集部)

asapとも言われることの言葉。知っていて当然だと思う人もいるかもしれません。もともと、as soon as possibleが短縮されたいわれるようになった「アサップ」。

もともとはできるだけ急いでほしいという意味ですが、ビジネスで利用する時にはニュアンスをよく伝えておくことが重要だと考えられます。

また、上司や取引先の人むけにアサップというのは控えたほうが良さそうです。もともとアサップは軍隊で使われていた言葉ですから、上司や取引先には使う時には注意すべきでしょう。

もしも、本当に急がないといけない時には期日をつけることが重要です。人によっては急ぎなのか、なるべく急ぎなのか、温度感が分からずに期日に間に合わないこともあります。早めに対応することが重要です。

「バッファがない」

バッファといえば、パソコン用語のように聞こえる人もいるのではないでしょうか。パソコンにおけるバッファとはデータを一時的に記録することを指します。しかし、ビジネスの世界におけるバッファはそれとは異なります。

ビジネスの世界でバッファとは、余裕のことを意図します。パソコンの記憶領域があるかないかと同じように自分の余裕がどの程度あるのかをはかる言葉です。業務量、体力、気持ちの余裕などさまざまなニュアンスで用いられます。

「さまる」

さまると言われると、様になる?
と考える人もいるそうです。しかし、ここでいうサマるはそういうことではありません。ビジネスのおけるさまるとは「要約する」ことを言います。英語で要約をSumallyといいますが、これを短くしているということです。

数年前に言われることが増えた言葉で、現在どの程度使っている人がいるかは分かりませんが、稀に「さまっておいて」と年齢が高めの層に言われてることもあります。その場合に、どういうことだろう?と疑問に思わないように、頭の片隅にとどめておくのがよさそうです。

ビジネス用語の使いすぎには相手には伝わらないリスクも

ここまでは全部分かるという人もビジネス用語を多用しすぎて、結局何をいいたいのかわからない場合は注意したほうがよさそうです。例えば、アーリーバードはゴルフでよく使われる言葉ですが、朝活などのために早起きすることを言います。単純に早起きでいいのでは?と思う人もいるかもしれません。ビジビリティやエクスクルーシブ、プロモーションなどはわざわざ英語で言う必要もなさそうです。

ソーファーグッド、ノットシュアという人もいますが、こういった言葉はニュアンスに注意して使わないと相手が勘違いする可能性もあります。

そもそも、ビジネス用語はそれを使うとかっこいいからということではなく、より「伝わりやすいから」活用することが大前提です。かつて流行った流行語のように「今もそのビジネス用語を使っているのか・・・」と思われることのないように、トレンドを追うことも重要ですが、本当に伝わりやすい言葉なのかを意識することこそ重要です。

2019年にも新しいビジネス用語が多数生まれるはずです。それが当たり前の状態で使われるかどうかは世の中の様相にもよります。そのため、使い方・使うタイミングをよく考えることが大切です。(提供:J.Score Style

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