1.インターネットで売れにくいとされてきた不動産

不動産
(画像=foamfoto/Shutterstock.com)

近年、IT技術の進化やスマートフォンの普及が進んだことで、あらゆるものがインターネット上でいつでもどこでも購入できるようになってきました。その流れは、かつてインターネットでは売れにくいとされてきた衣料品や生鮮食品などにも及び、今ではリアル店舗に出向かなくてもECサイトなどで簡単に購入できるようになってきました。

不動産もインターネットでは売れにくい(一部では絶対に売れないと言われていました)商材の一つとされてきましたが、テクノロジーの進化でどのように変わってきたでしょうか?

2.不動産購入プロセスの変化

例えば衣料品。衣料品はかつてインターネットで売れにくいと言われていました。その理由として、衣料品は手に取って質感を確かめ、試着した上でサイズを確認するなどの購買プロセスが実店舗でしか体験できないことが挙げられていました。

ところが、最近では試着をしてからでも返品OKのサービスや、サイズ問題を解決するさまざまなサービスが誕生したことにより、ECサイトで気軽に衣料品を購入することが当たり前になってきました。

さらにはアパレル業界では実店舗・インターネットなどあらゆるチャネルを利用したオムニチャネルに力を入れるなど業態そのものも変化しつつあります。

さて、衣料品と同じくインターネットで売れにくいと言われてきた(一部では絶対に売れないとまで言われていました)不動産についてはどうでしょうか。不動産を購入するにあたって、かつてはチラシや新聞折り込み広告、不動産仲介会社店頭での物件情報などを見て、気になる物件があれば問い合わせするのが主流でした。

ところが、最近では不動産情報ポータルサイトや各社の物件情報サイトなどで物件情報が詳しく掲載されるようになったことから、インターネット上で多くの物件を比較・検討して物件ターゲットを見極めた上で、問い合わせをすると言ったことが当たり前になってきました。

昨今の不動産購入プロセスにインターネットは必要不可欠な存在になってきたと言えるでしょう。

3.消費行動にも変化が...

お客様自身がインターネット上で不動産情報を入手できるようになったことで、不動産仲介会社への訪問、現地販売会への訪問、住宅展示場への訪問など、対面接客の機会が減少傾向にあると言われています。

これは、不動産に限らずリアル店舗を持つさまざまな業界でも言われていることで、いつでもどこでも自由な時間に情報を入手できて、モノを手軽に購入できるインターネットが現代の生活スタイルに支持されている結果とも言えます。

さらに、インターネット普及で情報の非対称性や情報格差がなくなりつつある現代は、必要なものや欲しいものは「探してもらう」から「自分で探す」と言った行動変化にも現れています。すなわち、インターネットの普及で、いつでもどこでも手軽に能動的に動けるようになったと言えます。

4.インターネットで不動産は売れるのか?

インターネットの誕生で消費行動に変化が起きたと言えますが、果たして不動産はインターネットで売れるのでしょうか?

不動産は他の商材と異なり、一生の中で一番高い買い物と言われるがゆえに、現地を見ないでインターネットのみで不動産の購入を決定するということは難しいかもしれません。しかし、お客様がインターネットで見極めた物件を既にお客様ご自身で見学している場合などもあり、不動産仲介会社に連絡してすぐに契約に至るケースも事実増えてきています。

今後は更なるテクノロジーの進化で、お客様の求める条件に対する物件のマッチング精度が上がったり、現地に足を運ばなくても疑似体験をもって購入判断できるようになったり、ブロックチェーンなどで信頼性の高い取引が実現するなど、顧客体験はさらに向上して行くでしょう。

かつてはインターネットで売れにくいと言われてきた(一部では絶対に売れないとまで言われていました)不動産。しかし、インターネットで売れる時代が着々と近づいてきていると言えるでしょう。(提供:sumuzu

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