生命保険と医療保険の違いについて詳しく知っているだろうか。保険ときくと何でも同じに感じてしまうが保険の種類は多く、各保険によって保障内容や期間、掛け金が違う。従って保険の種類をしっかり把握しておけば自分の利益を最大化することが可能だ。今回は生命保険と医療保険の違い解説してくのでこの二つの保険についてマスターしていこう。

生命保険は3種類

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(画像=Rawpixel.com / Shutterstock.com)

生命保険は区分によってどう分類するかが違ってくるのだが有名どころで区分すると以下の3種類となる。

・定期保険
・終身保険
・養老保険

定期保険や終身保険は死亡保険の一種、養老保険は死亡保障付きの生命保険となり全体的に被保険者に「万が一」があった場合に必要となってくる保険だ。それでは各保険の特徴や違いをみていこう。

定期保険

定期保険は死亡保険の一種だ。死亡保険とは被保険者が亡くなった時や高度障害に陥ってしまった場合に保険金がおりる保険で、被保険者自身が自分に万が一があった場合を想定して申し込む保険だ。

その中でも定期保険は一定期間を設定して保険料を支払いその期間で万が一のことがあった場合に保険金がおりる仕組み。保障期間で代表的なものは10年や20年、30年といった形で保障期間設定し、保障期間から外れると自動更新されていくのがスタンダードだ。

使用例としては自身に万が一があった場合の子供の養育費や配偶者の生活資金といった具合に自身の家族が受取人となり保険を掛ける方が多い。

終身保険

次に紹介するのは「終身保険」だ。こちらも死亡保険の一種となっており定期保険の一定期間という部分を終身に替えたものである。定期保険との大きな違いとしては保障期間が異なるのと終身保険のほうが掛け金が高いといった部分だ。

何故終身保険のほうが掛け金が高いのかというと、被保険者が死亡すると必ず保険金が支払われる仕組みとなっているため、保険会社からすると必ず保険金を支払わなければいけない仕組みなのだ。

従って終身保険では保険金の一部を積み立てしていく方式がとられており定期よりも保険金が高くつく。利用する例としては葬式代や相続税対策、子供にかかる金額といった被保険者の死後にまとまった金額が必要な際に活用される方が多い。

養老保険

養老保険は上記二つの保険とは異なり、死亡保障付きの生存保険に区分される保険タイプだ。
満期まで満了もしくは保障期間に被保険者が亡くなった場合に保険金がおりる仕組み。

そのため自分の万が一の出来事の有無に関わらず保険金を受け取れるのがメリットだ。養老保険を使用する方の例としては自身の蓄えに使用する場合もしくは自分に万が一があった場合に家族へ残すお金といった形で両方の役割を担う場合が多い。

こんな人におすすめ

3種類の生命保険を解説してきたが各生命保険の違いは理解していただけただろうか。以下が簡単なメリットやデメリットを記載した表だ。

メリット デメリット
定期保険 高度障害や死亡保障まで幅広くカバー 保険の更新や乗り換えが厳しい場合がある
終身保険 一生にわたって保障を受ける事が可能 保障内容の変更など融通がきかないおそれあり
養老保険 受取金額が決まっていることからプランが立てやすい 保険料が高く、死亡保障が弱い

自身が若いのであれば「定期保険」一択といえる。定期保険であれば医療の発達によって保障内容が変更された場合に保険の更新や乗り換えといった形で柔軟に対応が可能だ。

一方、自身が年をとってきたら「終身保険」を検討する余地がある。一生に渡って保障が得られるというメリットもさることながら自分の寿命がせまっているのであれば細かな保障内容の変更をする必要性はない。養老保険に限っては自身が保障期間を満了した際の保険金の使い道が決まっているのであれば選択余地にいれよう。

医療保険は6種類

医療保険も区分によってどう分類するかが違ってくるのだが有名どころで区分すると以下の6種類となる。

・終身医療保険
・定期医療保険
・貯蓄型医療保険
・女性保険
・引受基準緩和型医療保険
・無選択型医療保険

それでは各保険の特徴や違いをみていこう。

終身医療保険

終身医療保険は医療保険の一種で医療保険とは、医療保険の対象となっている病気やケガ、入院、手術、通院といった場合に適用される保険だ。そのなかでも終身医療保険は一生にわたって保障される保険タイプとなっており、掛け金が高いものの被保険者が亡くなるまで面倒をみてくれる保険タイプである。利用される方の特徴としては体が全体的に悪くなってきており何でもよいから保障を受けたいという方が多い。

定期医療保険

定期医療保険は終身医療保険の一定期間になったタイプだ。入院や通院、手術をしたら「一回いくら」といった形で保険金がおりる。生命保険の定期保険のように保障期間が終了すると自動更新されるタイプが多く、更新時期を気を付けないと保険乗り換えや見直しのタイミングを失ってしまうので注意が必要だ。定期医療保険は自身の収入が不安定な時期や事業が軌道乗っていない時期といった一定期間の保障という形で利用する方が多い。

貯蓄型医療保険

貯蓄型医療保険は保障と貯蓄の二つが受けられる保険タイプだ。貯蓄型医療保険のメリットとしては払戻率が100%いうこともあり貯金よりも良い利率で貯蓄しながら保障も受けられる一石二鳥なシステムっている。貯蓄型医療保険を利用する例としては保険を使用して貯蓄をしたいと考えている方が多い。

女性保険

女性保険とは基本的な医療保険の保障に加えて女性ならではの病気である「乳がん」や「子宮頸がん」といった疾病に対応するための保険だ。保険の種類としてはガン保険に近く「他の病気は大丈夫だが特定の疾病に対しては怖いので保険をかけたい」といった方が多い。

引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型医療保険とは保険に加入する条件を緩和することで持病などの保険に加入しにくい方でも医療保険に加入できる制度だ。通常保険に加入しにくい人が加入できるメリットがある分、加入1年間は入院給付金削減などがあったり保障内容がよくなかったりする。引受基準緩和型医療保険のタイプを使用する例としては、保険に加入しにくい人のよりどころとなっている。

無選択型医療保険

無選択型医療保険は引受基準緩和型医療保険の加入条件である医師の診断等がなくても加入できる医療保険タイプである。基本的な部分は引受基準緩和型医療保険と同じだが条件が一番優しいため保険に入れない人の最終手段といってもよい保険だ。

こんな人におすすめ

6種類の生命保険を解説してきたが各医療保険の違いは理解していただけただろうか。以下が簡単なメリットやデメリットを記載した表だ。

メリット デメリット
終身医療保険 高度障害や死亡保障まで幅広くカバー 保険の更新や乗り換えが厳しい場合がある
定期医療保険 一生にわたって保障を受ける事が可能 保障内容の変更など融通がきかないおそれあり
貯蓄型医療保険 貯蓄と保障の両方をカバーしている保険 投資という面でみるとあまり実入りがよくない
女性保険 女性特有の病気に対応した保険になっている 特定の病気には強い保険となっているがそれ以外については弱い
引受基準緩和型医療保険 通常保険に加入できない人でも保険に加入できる 通常の医療保険よりも保障が弱い
無選択型医療保険 引受基準緩和型医療保険では必要だった医師の診断がいらない 引受基準緩和型医療保険よりもさらに保障が弱い

終身医療保険や定期医療保険、女性保険に関しては自身の状況によって選択しよう。

しかし貯蓄型医療保険や引受基準緩和型医療保険、無選択型医療保険に関しては少し注意が必要で、公的保障のほうがよかったり他の投資商品と医療保険を使用した場合がよかったりするためしっかり吟味が必要だ。

公的な医療保険と民間の医療保険の違い

これまでは民間の医療保険の紹介をしてきたが公的な医療保険と何が違うのだろうか。公的な医療保険でまかなえるのであれば掛け金が高い民間の医療保険に加入する必要はない。被保険者にとっては公的な医療保険でまかなえる部分はそちらでまかないたいものだ。

それでは公的な医療保険ではどのような保障が受けられるのか確認しておこう。公的保障には「健康保険」や「労働保険」、「雇用保険」、「介護保険」、「年金保険」といった形で様々な保障制度がある。

中でも有名な年金保険では保険料が16,410円なのにたいして老後の蓄えであえる「老齢基礎年金」やケガや病気となった場合に保険金がおりる「障害基礎年金」、被保険者が死亡した場合に発生する「遺族基礎年金」があるため生命保険や医療保険に加入しなくても手厚い保障が受けることができる。

しかし公的なものだけあって保障がおりる地点が民間の保険よりも厳しいことがあるため自分の状況に合わせて民間保険を選択することが大切だ。

民間医療保険ならおすすめの保険会社3選

生命保険や医療保険の特徴やメリット、デメリット解説してきたが実際におすすめの保険はどれなのか。民間の医療保険は掛け金だけが高く保障が弱いといった不当な生命・医療保険も中には存在する。

そのような玉石混交の中でもおすすめの民間医療保険を扱っている会社は以下の3つだ。

・ライフネット生命の「終身医療保険」
・アフラックの医療保険
・オリックス生命の医療保険

それでは各会社の特徴や違いをみていこう。

ライフネット生命の「終身医療保険」

ライフネット生命の「終身医療保険」の終身医療保険では「おすすめコース」と「エコノミーコース」にわかれている。「エコノミークラス」では保険金が入院1日あたり5,000円~15,000円の保障となっておりちょっとした入院でも保険金がもらえるのが特徴だ。

短期入院や公的医療保障の手術にも保険金がおりるのが特徴だ。さらにがん・3大生活習慣病に関する保障をカバーしているのが「おすすめコース」となっている。

アフラックの医療保険

アフラックの医療保険は以下の4種類となっている。

・一生涯の医療保険
・女性のための医療保険
・介護にも備えることのできる医療保険
・健康に不安がある人も入りやすい医療保険

上記のような形で医療保険の中でも様々な種類があるのが特徴となっている。

オリックス生命の医療保険

オリックス生命の医療保険は新CUREとよばれており保障内容が多いプランだ。七大生活習慣病への保障が特に手厚く、がんや心疾患、脳血管疾患病による入院は支払日数無限という厚遇となっている。また約1,000種類の手術に対応していたり先進医療通算2,000万円まで保障していたりと新CUREにとりあえず入っておけば大体カバーが可能だ。

生命保険と医療保険は違うもの

今回は生命保険と医療保険の違いについて解説してきたが、生命保険や医療保険の違いについてはご理解いただけただろうか。その名の通りではあるのだが生命保険は被保険者に「万が一」があった場合に、医療保険は「病気やケガ、手術、入院」があった場合に保険金がおりる仕組みだ。

どちらも一定期間や終身、貯蓄型、運用型、一括支払い、定期支払いといった区分けができる。中でも運用型は投資の知識が必要となるので注意をしなけえればいけない生命保険と認識しておこう。日本は公的保障が厚い国として有名であり、自身が知らないだけで多くの保障を受ける資格がある。

しかし日本人は公的保証の手厚さを理解している人は少なく何でもかんでも生命保険に加入すれば良いと考えている人が多い。公的保証で自分がどれだけカバーされていてなおかつ自分がどの生命保険に入ったらよいかを確認することが重要だ。

また公的な医療保険に加えて自身に必要な保険が「生命保険」なのか「医療保険」なのかしっかり見極めて加入することが大切だ。生命保険は主に死亡保障だが、医療保険は主に病気やケガといった部分であるため自分の健康状況や置かれている状況をしっかり見極めて保険を選択していこう。