髪型と同じく、男性にとって顔や外見の印象を大きく変えるのがヒゲです。きれいにそって清潔感を与えるのがマナーとされる場面もありますが、成熟した大人の男性としての魅力を伝える部分でもあります。リンカーンや伊藤博文など多くの歴史上の偉人だけでなく、大企業の経営者もヒゲにこだわりを持つ人が少なくないようです。

年代別・あの社長のヒゲの形

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(画像=G-Stock Studio/Shutterstock.com)

日本の著名人から誰もが知る世界の大企業の経営者まで、トップのヒゲの特徴を見ていきましょう。

30歳代

スコット・ファークァー
ソフトウェア企業のアトラシアンのCEOであり共同創業者の1人であるスコット・ファークァー氏は、口・あごに短くヒゲを生やした「ショートボックス」スタイルです。全体的に濃いため、ワイルドな印象になっています。

40歳代

サンダー・ピチャイ
GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏も、ショートボックススタイルのヒゲです。インドで育ち、2004年から同社で仕事を開始した人物です。白髪がところどころに交じっていますが、すっきりと整えられていて不潔なイメージはありません。

50歳代

スティーブ・ジョブズ
「ヒゲを生やした大企業の経営者は?」と聞かれて、多くの人が最初に思い浮かべるのがスティーブ・ジョブズ氏ではないでしょうか。彼は説明するまでもなく、スティーブ・ウォズニアック氏と共同で設立したApple社のCEOでした。社長だった56歳当時は、立派な口ヒゲに、もみあげからあごにかけて短く整えた「無精ヒゲ」スタイルでした。髪型がすっきりとしているせいか、無精ヒゲであってもどこかスタイリッシュでした。

60歳代

ケネス・フレイザー
60歳代の大企業経営者といえば、フォーブス誌の「世界を動かす25人」にも選出された、製薬会社メルク・アンド・カンパニーCEO、ケネス・フレイザー氏が挙げられます。上唇と同じ幅の「オリジナルスタッシュ」というスタイルの口ヒゲを生やしています。

70歳代

堀場厚
日本企業では、2019年に旭日中綬章を受章した堀場製作所の堀場厚氏も立派なヒゲがトレードマークです。ヒゲの形は、「バルボ」と呼ばれる口ヒゲとあごヒゲのみで、もみあげ部分がないスタイルです。

ヒゲを生やす理由は「威厳」

経営者がヒゲを生やしている大きな理由としては、持つべき威厳や風格を示すものであることが考えられます。元ZOZOの前澤友作氏も、ヒゲがなければ幼く見えてカリスマ性を欠いていたかもしれません。もちろん、ヒゲが濃くて毎日剃るのが大変だという理由や、ファッション感覚の場合もあるでしょう。とはいえ、企業の代表としてさまざまな場で顔を露出する立場から、見た目に重厚感をプラスすることは重要なようです。

また、思わぬ入院により仕事ができなかった体験から、その時に伸びたヒゲを少しだけ残して、自身の健康に対する戒めとしている経営者もいるそうです。ほかにも、好きな芸術家と似た個性的なヒゲを生やしているある社長は、日々ヒゲをしっかり整えてから出勤するほどこだわりを持っています。

ファッションやヘアスタイル同様、ヒゲはその人自身の個性を表すものです。日本ではヒゲをパーソナリティーの表現方法と捉える人はまだ少なく、清潔感に欠ける、だらしない、と見られてしまうこともあります。一方、海外の、主に欧米においてはヒゲを認めている傾向にあり、個性を表現する方法として確立されているといっても過言ではありません。

日本ではヒゲのない社長が多数派

ヒゲを生やす社長がいる一方で、全くヒゲを生やしていない経営者が多数であることも事実です。特に日本においては、前述した理由からか、ヒゲのない社長がほとんどのようです。楽天のCEO・三木谷浩史氏やソフトバンクグループの取締役会長である孫正義氏、ファーストリテイリング社長・柳井正氏などが該当します。

ヒゲを生やしたまま人前に出たときの印象が気になるという理由から、ヒゲ脱毛をする経営者も多いようです。

富裕層はヒゲにポリシーあり

今回は、経営者のヒゲについて見てきましたが、年代を問わず口とあごの両方に生やしている人が多いようです。日本と海外におけるヒゲの印象には違いがありますが、生やす場合には自身に合ったスタイルを選ぶのがよいのではないでしょうか。また不潔な印象にならないよう整え、髪型や服装に気を配るようにしたいものです。(提供:JPRIME


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