バランスの良い食事や適度な運動など、健康維持で気をつけたいことはいろいろありますが、その中のひとつが睡眠です。「スリープマネジメント」や「スリープテック」とも呼ばれている質の良い睡眠を取るためのツールも数多く登場しています。
日本は「睡眠不足大国」?
睡眠は健康に必要不可欠な要素とされていながらも、これまで軽視される傾向にありました。特に日本は、OECD(経済協力開発機構)加盟国33ヵ国の中で睡眠時間がもっとも少ない「睡眠不足大国」です。平均に比べなんと1時間ほども眠る時間が短いのです。
ただし、睡眠タイプには10時間以上の睡眠を必要とする「ロングスリーパー」、5時間程度で十分とする「ショートスリーパー」、一般的な6~10時間の睡眠を取る「バリアブルスリーパー」の3タイプがいるとされ、必要な睡眠時間は人それぞれです。
少し前の日本でしたら「眠る時間を削って仕事(もしくは勉強)をしている」と、勤勉さをアピールできたかもしれませんが、現在ではむしろ逆効果です。
睡眠不足は体調不良を引き起こし、仕事をしていてもはかどらないといった損失に結びつくため、睡眠時間をマネジメントすることはとても重要なのです。
では、上手な睡眠を取るためにはどうしたらいいのでしょうか。
「睡眠不足大国」日本では「眠いのに眠れない」「寝付きが悪い」ことに悩んでいる人が多くいますが、一般的には適度な運動をして、寝る前にはスマートフォンやパソコンの使用を避けるのが良いとされています。
まずは無料アプリで睡眠計測を
健康的な暮らしを心がけているのにもかかわらず、良質な睡眠が取れていないと感じる人は、睡眠の質を測るツールを使って睡眠を見える化するのもいいでしょう。
睡眠計測ツールはたくさん登場していますが、身近なのはスマートフォンアプリです。
例えば「Sleep Meister」アプリは、スマートフォンの加速度センサーを使って体動を感知し、眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らすため、快適な目覚めをサポートしてくれます。寝言(物音)を録音できるほか、グラフやリストによる睡眠データの管理機能もあります。
他にも「熟睡アラーム‐睡眠が見える目覚まし時計」アプリでは、睡眠記録を専用サーバーで管理するクラウドサービスがあり、日々の睡眠記録を自動的に蓄積。ヒーリングサウンドで眠りを誘う「熟睡サウンド機能」や、眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らす「スマートアラーム機能」も搭載されています。
いずれも無料アプリですので気軽に始められるでしょう。
快適な睡眠をサポートする本格的なツールも
より細かく睡眠状態を知りたいのであれば、睡眠計を活用するのもいいでしょう。睡眠計は寝てから起床までの睡眠時間や睡眠の深さや途中で目覚めてしまったときなど様々な睡眠状態を計測できます。
リストバンド型が一般的ですが、手に装着したままでは眠れないといった人向けに、枕元に置いて使える据え置き型や寝具の下に敷いて計測するマット型なども登場しています。
例えばパラマウントベッドの「Active Sleep BED」では、睡眠状態を測定する「Active Sleep ANALYZER」を搭載していて、入眠、熟睡、起床時と睡眠状態に合わせてベッドの角度が自動で変化し、快適な睡眠をサポートします。
夜だけでなく昼寝も大事
寝る時間も夜にこだわる必要はありません。最近では昼間に15分程度の睡眠を取ることで生産性が上がるとされており、「昼寝」を推奨するケースも増えています。
オフィス街の一角や空港などに「睡眠カフェ」なるものも設置されはじめました。オフィス内に眠るスペースを設けている会社もあります。「眠れないこと」を気にすることなく、ツールや場所を工夫して自分に合った睡眠を手に入れて、健康的な毎日を送りたいものです。(提供:JPRIME)
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