大西 タカユキ(おおにし・たかゆき)
ワインプロデューサー。葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングメディア&通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。
「日本でたった一人」のワインプロデューサー大西 タカユキです。ビジネスが円滑になるワイン講座、第5回目です!さぁ、始めましょう!
日本ワインと国産ワインは違うの?
突然ですが、「日本ワインと国産ワイン」、違いは分かりますか?
「えっ?違うの??」そう思った方が多いのでは?
この2つは、似て非なるもの。簡単に説明しますと、日本ワインは日本で採れたぶどうを使って日本で造られたワイン。
では、国産ワインって何?
国産ワインとは、ジュースやワインなどの状態で輸入した海外の原料を使って日本で瓶詰め・箱詰めしたワインのことです。国産ワインには驚くほどコスパで美味しいものもありますので全く否定しません。しかし、日本のぶどうを使用していると勘違いして購入されている方も多いので、国産ワインというコトバが紛らわしかったのです。
幸いなことに、2018年になってようやくラベルの表示方法が規制されて、日本ワインと国産ワインの区別が分かりやすくなりました。ちなみに、日本で流通している日本ワインと国産ワインの量を比べると、ダントツで国産ワインの方が多いのが現状です。