家庭や趣味の話を「一言添える」だけで好感度大幅UP!

英語圏の人と親しくなると、「もっと話を聞きたい」というメッセージとして「間をつくり、話を聞く姿勢」を見せてくれます。最初のうちはこの「間」がストレスに感じられます。しかし、ここで「一言加える」と株が上がります。英語圏の同僚や上司から一目置かれるようになり、仕事での信頼感も増すのです。

その「一言」とは、「家族・趣味・直近の仕事・映画や本」などの身近な話題でOKです。日本語でも、「子育ての話のシェア」や「共通の趣味」の話をすると、グッと距離が縮まるものですよね。

個人的に面白かったのは、How are things going with you?(色々順調?)という僕の質問に対して、Good! I am working on a new project with Mr. Saito. I wasted my time watching YouTube, though.(いい感じです。斎藤さんと新しいプロジェクトに取り組んでまして。YouTube閲覧で時間を棒に振ってしまったんですけどね)と「ほっこり」する話しをしてくださった方です。「あなたがどんな人なのか(who you are)」は、英語圏の話者がみなさんと仕事をするときに深く知りたいことなのです。

ぜひ、今回のHow are you? の「一言添え」の技術を使って、人間関係を深める英語表現を身につけていきましょう。

土岐田 健太(ときた けんた)
東進ハイスクール英語講師/語学書作家・翻訳者/株式会社トキタ代表取締役。
岩手県盛岡市生まれ。上智大学英文科卒。同大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。著書にタイで翻訳・出版もされた『中1英語が面白いほどわかる本』『中2英語が面白いほどわかる本』『中3英語が面白いほどわかる本』(すべて、KADOKAWA)などがある。「大人になってから通用する英語」を「教養・文化背景」など独自の観点から捉えなおす講義は高校生のみならず、社会人学習者からも圧倒的支持を得る。映像授業出演の傍ら、社会人向けの英語講座を主催。同講座には、英語講師、プロ通訳者・翻訳者・TOEIC満点の受講者も通う盛況ぶり。翻訳者として演劇『Q: a Night at the Kabuki』(野田秀樹氏脚本)の英訳も担当し、幅広い分野で活躍している。(『THE21オンライン』2020年03月27日 公開)

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