初心者にとって不動産投資の物件情報の集め方は、分かりにくいのが共通の悩みです。効率的に物件情報を集める方法はあるのでしょうか。有力の情報を効率的に収集できることは不動産投資にとって大きなアドバンテージとなります。

そこで本記事では初心者が効率よく投資物件情報を集める方法やメリット、注意点について解説します。

初心者でもできる情報収集の4つの方法

不動産
(画像=akira-photo/stock.adobe.com)

初心者が投資物件の情報を集めるには、以下の4つの方法が参考になるでしょう。

  1. Webでの情報収集:投資物件ポータルサイトへ登録して多くの情報を得る
  2. 専門業者からの情報収集:不動産仲介会社へ問い合わせをして個別の情報を得る
  3. 投資知識の情報収集:不動産投資セミナーへ参加して投資知識を得る
  4. 人からの情報収集:投資家仲間から新鮮な物件情報を得る

取り組みやすい1から順に情報収集を行うことで効率的に情報が手に入るだけでなく、より詳細な物件情報の見方や運用するうえでのテクニックなども得ることが期待できるでしょう。また4の投資家仲間を作り情報交換もできるようになれば、表にはなかなか出て来ない希少物件の情報を手に入れられる可能性も出てきます。

1.Webでの情報収集:投資物件ポータルサイトへ登録して多くの情報を得る

初心者の場合、Webで投資物件を多数紹介しているポータルサイトに会員登録してみるとよいでしょう。なぜなら求める物件の条件をいくつか入力するだけで、手軽に情報収集ができるからです。初心者にとっても敷居が低く、取り組みやすい情報収集方法といえるのではないでしょうか。しかもたくさんの情報に触れることができるため、「情報の見方や相場観を養える」という点もメリットといえ、初心者が今後不動産投資を行っていくうえで基礎を学ぶ機会ともなり得ます。

以下に代表的なサイトを2つ紹介します。

・楽待(らくまち)
楽待は国内最多の物件数と利用者数を誇るポータルサイトです。会員登録をして物件条件を登録すると、希望に合った物件の提案を受けられます。その中から気になった物件があれば、不動産仲介会社へ詳細を問い合わせすることも可能です。物件情報の他にも投資に関するさまざまなコラムや情報が読める楽待不動産新聞があり、初心者には大変参考になるでしょう。

・健美家(けんびや)
楽待と並んで多数の投資物件情報を取り扱うポータルサイトです。登録会員になると希望条件に合った物件情報が送られてきます。また会員限定の非公開物件を閲覧できたり、投資に関するセミナーに参加したりすることも可能です。多くの著名な大家さんの体験談などが読めるコラムも充実しており、初心者に限らず活用できるでしょう。

2.専門業者からの情報収集:不動産仲介会社へ問い合わせをして個別の情報を得る

ポータルサイトに掲載してある中に気になる物件があれば、不動産仲介会社に問い合わせをしてみましょう。ポータルサイトで見られる物件情報は最小限であり、直接問い合わせをすることでより一層詳細な情報を得られるからです。さらに、問い合わせによって希望に合わせた投資へのアドバイスを得られる可能性もあるため、単なる情報収集から一歩ステップアップすることが期待できます。

同時に不動産仲介会社の対応やアドバイスをしっかりと観察し、今後も付き合っていける相手かどうかの見極めも大切です。良きパートナーとなる不動産仲介会社を見つけられれば、情報収集だけでなく絞り込みや運営などにおいても頼りになる存在となります。物件購入を任せられる不動産仲介会社かどうかは、以下の2つの注意点を意識して判断してみましょう。

・投資物件の仲介実績が十分にあるか
投資物件の仲介実績が豊富な不動産仲介会社のほうが多くのノウハウを持っているため、より確実性の高いアドバイスをしてくれるでしょう。仲介実績を明確な数字で示している会社であれば、より客観的な判断をしやすくなります。

・物件のメリットだけでなくデメリットも教えてくれるか
契約へ誘導したいがために物件のデメリットを隠すような不動産仲介会社では、安心して仲介を任せるようなことはできません。メリットとともに、デメリットも丁寧に正直に教えてくれるかにも注目して話を聞くようにしてみましょう。

3.投資知識の情報収集:不動産投資セミナーへ参加して投資知識を得る

物件の情報収集と並行して、ポータルサイトや不動産仲介会社が主催するセミナーにも参加をしてみましょう。セミナーに参加することで、インターネットの情報だけでは得られない、より実戦的な不動産投資のノウハウを聞けるからです。初心者向けセミナーであれば基本的なことも丁寧に解説してくれたり、投資をするうえで重要な今後の不動産市場の動きなどを把握できたりします。

他にも成功している投資家の生の声を聞けるセミナーもあるなど、投資についての多くの知識を得られるため、一度参加を検討してみましょう。セミナーに参加するうえでの注意点は主に以下の2つです。

・事前に質問などを用意し積極的に情報収集をする
セミナーへ参加する前に聞くことを準備して質問をすれば、単に話を聞くだけよりも何倍もの情報を得ることが期待できます。セミナー中以外でも主催者などに質問ができれば、不動産のプロとのつながりを深められる有益な情報を知るきっかけになるかもしれません。

・自分のレベルに応じたセミナーを選ぶ
成果を急ぐあまり、いきなりレベルの合わない上級者向けのセミナーに参加してしまうと、何も得られずに終わってしまう可能性があります。まずは初心者向けのセミナーに参加して、勉強をしながら徐々にレベルアップしていくほうが結果的には効率よく学べるでしょう。

4.人からの情報収集:投資家仲間から新鮮な物件情報を得る

セミナーに参加した際は主催者や講師の話を聞くだけでなく、参加している周りの投資家の人たちとあいさつを交わし投資家仲間を増やしましょう。密に連絡を取り合えば投資に関する情報交換ができるだけでなく、物件情報を教えてもらえることもあります。中には売りに出たばかりの新鮮な物件情報を聞ける可能性もあり、投資家仲間のつながりは確保しておきたい情報収集手段の一つです。

セミナーや投資家主催で行われる勉強会などには積極的に参加し、投資家仲間の輪を広げるように努めましょう。

物件の情報収集と並行して資産運用の勉強もする

不動産投資初心者の場合、紹介した物件の情報収集と並行して資産運用の基本的な考え方を少しずつでも身につけておくと、資産運用の考え方が少しずつ備わっていくなかで物件を選ぶ基準も増えるため、購入の判断もしやすくなるでしょう。また不動産仲介会社や投資仲間との会話、セミナーの中で得られる情報量なども格段に増えることが期待できます。

資産運用の勉強を行う場合は、書籍でも問題ありません。まず自分は資産運用をどう考えるか学んでいきましょう。

投資物件の情報収集方法はステップアップさせていこう

不動産の投資物件情報を集める方法には、主に4つのステップがあります。今回紹介した情報収集方法を上手にステップアップさせていくことが重要です。初心者にとって複数の情報収集方法を活用することは少し難しく感じるかもしれませんが、慣れることで効率的に多くの情報が集められます。そのため自分のレベルに合わせて、少しずつでもステップアップできるように心がけていきましょう。

ポータルサイトからは手軽に物件情報を得ることができ、不動産仲介会社からは物件ごとの詳細な情報を教えてもらえます。またセミナーでは具体的な物件判断の仕方を教えてもらえたり、出会った投資家仲間たちから有力な物件情報を得られたりすることも期待できるでしょう。それぞれに物件情報を得るうえで異なるメリットがあります。

複数の情報収集をあわせ持ち、より多くの有益な情報を効率よく集められるようにしましょう。(提供:Incomepress


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