国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクは、今月5日から「販売所」サービスの提供を開始することを明らかにした。1日、同社の公式サイトで発表した。

ビットバンクはこれまで「板取引」のみを取り扱っており、今回初めて「販売所」のサービスを提供することになる。

ビットバンク
(画像=月刊暗号資産)

販売所とは、暗号資産をユーザーと取引所が直接売買する店頭取引方式のサービスだ。

ビットバンクは販売所を提供することにあたって、「これまで培ってきたビットバンクの取引所の流動性を活用し、販売所現物取引において業界最小水準(9月28日現在)のスプレッドで取引を可能となる」と表明している。

ビットバンク
(画像=月刊暗号資産)

販売所での取引は、板取引の画面と異なりスマートフォンには「買値」と「売値」のみが表示され、ワンタップで暗号資産の購入・売却ができる。

板取引と比較してシンプルな「売り」と「買い」の画面で表示され、さらに約定とほぼ同時に取引画面への反映が行われるため、「ユーザーのタイミング・価格で取引したい方にとって利用しやすいサービスとなる」とビットバンクは説明する。

ビットバンクの発表では販売所での取り扱いは以下の通り。

初回取り扱い通貨

  • ビットコイン(BTC)
  • リップル(XRP)
  • ライトコイン(LTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • モナコイン(MONA)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)

ビットバンクは2014年に設立。

現在、ビットコインやイーサリアムをはじめ現在7つの暗号資産、13取引ペアの商品ラインナップを取り扱っている。9月にはステラルーメン(XLM)の取り扱いを開始した。

ビットバンクは今後、メインの板取引だけでなく、販売所での取り扱い暗号資産を増やしていく予定だ。(提供:月刊暗号資産