企業の経営者など社会的に成功した人のなかには、トライアスロンに挑戦している人が多いことに気づきます。その背景には、水泳・自転車・ランニングという3つの競技をこなす過酷なレースであるため、大局を見据えた思考が身につくことや、成功者同士の仲間ができることなどがあるようです。ここでは、成功者がトライアスロンを好む理由を紹介します。
トライアスロンが成功者を惹きつける3つの理由
成功者がトライアスロンを好む主な理由として、以下の3つが挙げられます。
成功者がトライアスロンを好む理由1:戦略的な感覚が身につく
トライアスロンを完走するには、日々のトレーニングを効果的に行うこと、そして質の高い道具を戦略的に選ぶことが条件になってきます。加えて、レースは水泳、自転車、ランニングの3競技で構成されることから、ペース配分などの戦略も大胆かつ注意しながら考える必要があります。
このように準備段階から大局的な視点を持つことが機先を制するため、トライアスロンに挑み続けるうちに、次第に戦略的な感覚が養われるといわれています。もともと、成功者の多くは戦略的に物事を考える力を持っています。そうした強みを趣味にも生かせる点で、トライアスロンという競技を好むと考えられます。
成功者がトライアスロンを好む理由2:仲間ができる
トライアスロンの競技人口は多くないため、日々の練習や大会などでしばしば同じ人に会うことになります。次第に打ち解けることで、トライアスロンという共通の趣味を持った友人をつくれます。特に経営者などは日々の仕事で孤独になることも多いといわれており、対等な立場で趣味について分かち合える友人をつくるために、トライアスロンを始めるケースも多いようです。
また大企業の経営者や芸能人など、すでに多くの成功者がトライアスロンの競技コミュニティに属しています。そのため、トライアスロンをはじめれば、こうした成功者との人脈を築ける可能性もあります。今後のビジネスに役立つ人脈をつくる目的で、トライアスロンを始める人も少なくありません。
成功者がトライアスロンを好む理由3:体を動かすことでストレス発散になる
身体を動かすことでストレス発散になる点も、成功者がトライアスロンを好む理由の1つです。成功者の多くは重大な責任を負っている立場にいます。そのため、多大なストレスを抱えていても不思議ではありません。トライアスロンでは泳ぐ、自転車を漕ぐ、走るという3つの有酸素運動を続けて行うため、身体にバランスよく負荷をかけることができます。
仕事のプレッシャーを忘れるくらい思い切り身体を動かすことで、成功者は日々蓄積するストレスを発散できるのでしょう。
お金のかかるスポーツという側面も
トライアスロンはお金のかかるスポーツでもあります。趣味として楽しむためには、競技に必要な道具の購入費用や大会に参加するための遠征費用などがかさむからです。経済的な余裕のある経営者など、成功者でないと、思う存分楽しむだけの資金を確保できない可能性もあります。
道具代:3種目分の道具をそろえる必要がある
トライアスロンでは、水泳・バイク・ランニングの3種目をこなすため、それぞれ道具をそろえなければいけません。
そのため、1つの競技をはじめるのと比べ、初期費用がかさみます。特に競技用自転車は10万円から100万円といわれており、ものによっては軽自動車が買えるほど高額です。また、日々のトレーニングにもジムへ通う費用、プロテインやサプリメントの購入費用がかかってきます。
遠征費:大会は全国各地で行われる
トライアスロンの大会は、毎年全国各地で行われています。そのため近隣地域以外の場所で開催される大会がほとんどで、それらに出場する場合は遠征に出かけなくてはいけません。もちろん、毎回交通費や宿泊費などで数万円から数十万円の費用がかかります。遠征費がかさむため、多くの大会に出るためにはある程度の資金力が必要になってきます。
このようにお金がかかる趣味であるという点も、成功者とトライアスロンの親和性の高さにつながっているといえるでしょう。より高い性能を備え、高価なマシンが勝利するF1の世界とも共通する部分があるかもしれません。
ここまで見てきたように、成功者がトライアスロンを好む背景にはいくつもの理由があります。競技が過酷なぶん達成感はひとしおなので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。(提供:JPRIME)
【オススメ記事 JPRIME】
・超富裕層が絶対にしない5つの投資ミス
・「プライベートバンク」の真の価値とは?
・30代スタートもあり?早くはじめるほど有利な「生前贈与」という相続
・富裕層入門!富裕層の定義とは?
・世界のビリオネア5人が語る「成功」の定義