週明けの日経は節目となる23,000円を越えて上昇、1.2%プラスで、Topixは1.7%プラスで引けました。中国は休場ですが、休場明けの香港は1.3%のプラスとなりました。オーストラリアは9月サービス業PMIが良かったことで大幅上昇の2.6%プラス、二ュージーランドは0.6%のプラスでした。
ヨーロッパの株価は8月の小売売上高が市場予想をはるかに上回る4.4%プラスだったことを受けて株価も上昇しました。ドイツDAXは1.1%、フランスCACは1.0%、英国FTSEは+0.7%、スペインIBEXは+1.2%、スイスは+0.5%の上昇となりました。米国株は、トランプ大統領の退院のうわさと9月のISM非製造業景気指数が57.8と市場予想を上回ったことで3指数とも上昇して引けています。米国ダウは1.7%プラス、S&Pは1.8%プラス、ナスダックは2.3%プラスで引けています。カナダは1.3%プラスでした。
米株価が上昇したにも関わらずVIX指数(恐怖指数)は上昇しています!0.4ポイント上昇して28.0で引けました。8月~9月にナスダックで起こったソフトバンクG、ヘッジファンドや米国個人投資家によるコールオプション買い戦略をきっかけに米株かは反落しましたが今回はプット(売る権利)の購買意欲が高くなっているとも伝えられています。コロナ禍で暴落した株価は3月後半から上昇し続けてきていましたが、いよいよ上昇の流れも節目を迎えているかもしれません。
米ドル(インデックス)はトランプ大統領の退院ニュースとISMサービス業PMIはが良好だったことを受けて下落しました。引き続き続落するでしょう。サポートは50日移動平均です。ドル安を受けてドルストは概ね上昇しました。株価の上昇を好感してドル円も上昇したためクロス円の上昇も際立っていました。
ドルが下落したことで金、銀は上昇しました。金は中長期の下げが確定的となっていると思われますが、2,000ドルを超えるような動きが万が一ある場合はその限りではありません。
原油価格はトランプ大統領が早ければ5日に退院するというニュースを好感したことに加えノルウェーの石油ガス会社の労働者のストのために33万バレルの減産になることで原油価格は4%急騰しました。先週破られたサポート(今はレジスタンスの)100日移動平均線をトライするところまで上昇してきています。ただ、中長期的には原油価格はすでに下落トレンドに入っていると思われます。
10年長期金利は0.74%台と大きく上昇し完全に上昇トレンドに乗り始めました。10年金利は中長期的には上昇トレンドに入っていると考えられます。
(提供:Investing.comより)
著者:杉田 勝