楽天銀行スーパーローンは、スマホだけで申込から融資まで完結します。とはいえ、申込にはどのような書類が必要で、返済はどう行うかなどわからないこともあるでしょう。申込から返済までの手続きは、決して難しくありません。順番に確認していきましょう。

楽天銀行スーパーローン入会の必要書類とは

楽天銀行,スーパーローン,必要書類
(画像=PIXTA)

楽天銀行スーパーローンへの入会時には審査があり、厳重に本人確認が行われます。

入会にあたって必要となる書類は、主に以下の2つです。

・本人確認書類
・収入証明書類

これらの他に「楽天銀行スーパーローン申込書兼保証依頼書」も必要ですが、ネットから申し込む場合は不要です。

ここでは、「本人確認書類」と「収入証明書」として有効な書類を確認していきましょう。

必要書類①:本人確認書類

楽天銀行スーパーローンに申し込む際は、本人確認書類を提出する必要があります。本人確認書類として利用できる書類は、以下のとおりです。

以下のうち、いずれか1点

・住民票原本(発行から6ヵ月以内)
・印鑑登録証明書原本(発行から6ヵ月以内)

以下のうち、いずれか2点

・運転免許証のコピー
・健康保険証のコピー
・パスポートのコピー
・住民基本台帳のコピー
・個人番号カードのコピー
・公共料金の領収証のコピー

運転免許証や健康保険証などのコピーは、合計で2点提出する必要があるので注意してください。

必要書類②:収入証明書類

収入証明書類とは、個人が労働に従事しており、収入があって納税義務を果たしていることを証明する書類です。融資を受けても返済できることを示すために、提出が求められます。

会社や公務員として勤めている方と、自営業の方では必要書類が異なります。それぞれ、以下のうちいずれか1点を提出します。

・お勤めの方:源泉徴収票・課税証明書(所得証明書)・給与明細書・その他所得額の記載があるもの
・自営業の方:課税証明書・確定申告書・その他所得額の記載があるもの

審査によっては、収入証明書類を求められないこともあります。一方で、上記の他に楽天銀行から求められた書類を提出しなければならないこともあるので、注意してください。

他行の口座を利用するなら印鑑が必要

楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行に本人名義の口座がなくても利用できます。融資の振込先として楽天銀行以外の口座を指定する場合は、その銀行印が必要です。あらかじめ、準備しておきましょう。

楽天銀行スーパーローンの必要書類の提出方法

必要書類の提出方法は、以下の2つです。

・郵送
・楽天銀行アプリから送信

郵送の場合は、本人確認書類と収入証明書類を楽天銀行に指定された住所に送ります。その際、求められているのが原本なのかコピーなのかを確認するようにしましょう。

楽天銀行アプリからの送信は、手間がかからず便利です。送信の手順は、以下のとおりです。

  1. 楽天銀行アプリをダウンロード(アップル・アンドロイドに対応しています)
  2. アプリ起動後、画面下の「スーパーローン」を選択
  3. 受付番号と生年月日を入力(申込完了時にメールで送信済み)
  4. 送信する本人確認書類を選択して、撮影

郵送するためにわざわざ書類をコピーしたり、郵便ポストに足を運んだりする必要はありません。

楽天銀行スーパーローンの申込条件と貸付条件

申込条件

楽天銀行スーパーローンに申し込めるのは、以下の条件を満たす人です。

・満年齢20歳以上62歳以下の方
・日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
・お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または専業主婦の方
・楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けることができる方

貸付条件

楽天銀行スーパーローンの貸付条件は、以下のとおりです。

金利 1.9〜14.5%
利用限度額 800万円
審査期間 不明
(最短翌営業日の可能性あり)
担保・保証人の有無 不要

他の銀行系カードローンの貸付条件と比較すると以下のようになります。参考にしてください。

カードローン 楽天銀行
スーパーローン
三井住友銀行
カードローン
三菱UFJ銀行
カードローン
みずほ銀行
カードローン
金利 1.9〜14.5% 4.0〜14.5% 1.8〜14.5% 2.0〜14.0%
利用限度額 800万円 800万円 500万円 800万円
審査期間 不明
(最短翌営業日
の可能性あり)
最短翌営業日 不明
(最短翌営業日
の可能性あり)
不明
(数営業日以内)
担保・
保証人の有無
不要 不要 不要 不要

楽天銀行スーパーローンの申込から融資までの流れ

次に、楽天銀行スーパーローンの申込から融資までの流れを紹介します。大まかな手順は、以下のとおりです。必要書類を提出するタイミングを含めて、確認しておきましょう。

  1. インターネット申込
  2. 審査
  3. 在籍確認
  4. 必要書類提出
  5. 審査完了
  6. ローンカードの到着
  7. 借入

STEP①:インターネット申込

申込は、インターネットで行います。スマホやタブレット、パソコンから楽天銀行カードローンのホームページにアクセスして、以下のボタンから申込情報を入力する画面に進みましょう。

・楽天会員(楽天IDをお持ちの方)
・楽天銀行の口座をお持ちの方
・どちらもお持ちでない方

入力画面で、以下の情報を入力します。それぞれ、間違いのないように入力しましょう。

  1. 本人情報
  2. 勤務先情報
  3. 申込内容入力
  4. 入力内容の確認

STEP②:審査

申込が完了すると、審査に進みます。ここで行われるのは仮審査で、最終的な審査結果は、必要書類を提出した後で出ます。

仮審査の結果は、申込時に記入したメールアドレスに届きます。審査期間は最短で翌営業日と言われていますが、楽天銀行からは明示されていません。

STEP③:在籍確認

審査に通過すると、楽天銀行が在籍確認を行います。在籍確認は、申込者が申込時に記載した勤務先で働いていることを確認するために行われます。勤務先に楽天銀行から電話がかかってきますが、申込者が勤務先に在籍していることがわかればよいので、電話は誰が出ても問題ありません。

在籍確認の後、本人に電話で契約内容確認の連絡があるので、応じられるようにしておきましょう。

STEP④:必要書類提出

電話で連絡を受けたら、必要書類を提出します。必要書類や提出方法は、前述のとおりです。

STEP⑤:審査完了

必要書類を提出すると、申込内容と書類を照らし合わせて最終的な審査が行われます。追加書類の提出を求められたり、書類に不備があったりした場合は対応しなければなりません。

STEP⑥:ローンカードの到着

すべての手続きが完了すると、ローンカードが届きます。これで、限度額まで借入ができます。送られてくるカードのデザインは、以下のとおりです。

STEP⑦:借入

楽天銀行スーパーローンでのキャッシング方法は、以下の3つです。

・ネットキャッシング
・電話キャッシング
・提携ATMキャッシング

ネットキャッシングは手数料無料で、24時間振込に対応しています。ただし他行の口座を利用する場合は、以下のように対応時間が限られているので注意してください。

電話キャッシングでは、楽天銀行カードセンターに電話して登録した銀行口座への振込を依頼します。カードセンターは24時間対応していますが、口座によっては入金の反映に時間がかかることがあります。

楽天銀行の提携先ATMから融資金を引き出すこともできます。以下のATMは、手数料無料で利用できます。

楽天銀行スーパーローンの審査は厳しい?

楽天銀行は、楽天銀行スーパーローンの審査基準を明示していないため確かなことはわかりませんが、他の銀行系カードローンと比べて特に厳しいということはないようです。年齢や年収、勤務先、扶養家族の有無、他の金融機関からの借入金などを総合的に審査して、融資可否を判断しています。

安定した収入があって、収入に見合った金額を借り入れる場合は、審査に通りやすいでしょう。ただし金融事故歴がある場合は、審査通過は難しいです。

楽天銀行スーパーローンの返済方法と返済額

最後に、返済方法と毎月の返済額について解説します。金利と借入額の関係についても、併せて確認しておきましょう。

返済方法

融資金の返済は、原則として登録した銀行口座からの自動引落です。引落日は、以下の4つから選べます。

・1日
・12日
・20日
・27日

返済額が確定するのは、毎月の返済日の15日前です。この日までに利用した金額によって、返済額が変わります。

毎月の返済額

毎月の返済金額は、以下のように借入残高によって決まります。

余裕資金がある場合は、臨時で返済することもできます。その場合の返済方法は、以下の3つから選べます。

・提携ATMから返済
・インターネットから返済
・振込で返済

提携ATMでの返済には、手数料がかかりません。インターネットバンキングも手数料が無料で、1円単位で返済することができます。

金利は限度額によって変わる

金利は、限度額や借りる人によって変わります。限度額と金利の関係は、以下のとおりです。

限度額が100万円未満の方の金利は、上限の14.5%です。限度額が上がるにつれて金利が低くなるので、それも考慮に入れて借入額を決めてください。

楽天銀行スーパーローンの必要書類は早めに準備しよう!

楽天銀行スーパーローンの申込に必要な書類は、本人確認書類と収入証明書類です。数は多くありませんが、取得したりコピーを取ったりするのに手間がかかるので、申込を検討しているなら早めに準備するようにしましょう。

提出方法は、ミスやや手間を考慮すると郵送よりもアプリからの送信がおすすめです。本記事を参考にして、早速申し込んでみてはいかがでしょうか。

文・魚住 剛司
大学卒業後、大手生命保険会社に入社。個人への保険営業と資産運用コンサルティング業務に従事し金融・資産運用の基礎を学ぶ。1年間でお金や投資についての本を100冊以上読破し、資産を10倍以上に増やす。その経験を活かして初心者向けの資産運用方法など、お金についての情報発信を開始。現在は、金融専門のライターとして活動している。FP2級を保有。

fuelle

【こちらの記事もおすすめ fuelle】
せこくない、苦しくない、続く「節約術」まとめ
これで10%オフ!デパコスのオトクな買い方3選
免税店でさらにお得に買い物する3つの裏ワザ
イオン系列の株主優待「徹底活用術」生活費を浮かせる3つのポイント
えっ、知らないの?ヨーロッパでオトクに買い物できる「デタックス」活用法