国内暗号資産(仮想通貨)取引所bitFlyerは8日、同取引所のアルトコイン販売所にてテゾス(XTZ)の取扱いを開始したと発表した。テゾスの取扱いは国内初だ。
また、bitFlyerにおける新銘柄の取扱いは今年8月のステラ(XLM)、ネム(XEM)以来、約4ヶ月ぶりとなる。
テゾスは2014年にプロジェクトを開始。2017年にはICOで2億3000万ドル(当時レートで約253億円)超を調達し、執筆現在においては時価総額順位19位(CoinMarketCap参照)に位置する暗号資産だ。
スマートコントラクトを搭載し、ネットワークのアップグレード時にハードフォークを必要としないことが特徴だ。
またテゾスはコンセンサスアルゴリズムとしてPoS(プルーフオブステーク)を採用しているため、ステーキングを行うことが可能だ。すでにBinanceや米Coinbaseなどでテゾスのステーキングサービスが開始していることから、bitFlyerにおいても同様のサービスが展開されることに期待が集まるだろう。
国内暗号資産取引所においてステーキングサービスを提供している取引所としてはコインチェックが挙げられる。
コインチェックのユーザーはリスク(LSK)を1日平均10LSK保有していることでステーキングサービスに参加できるため、手続き等が一切不要な点が特徴だ。
テゾスは時価総額順位で10位以内に位置していたこともあり国内でも非常に著名な暗号資産だ。
今年7月にHuobi Japanによって行われた新規上場を希望する投票アンケートにおいても2位にランクインするなど、取扱いを願うユーザーが多数存在していたと言える。
待望の暗号資産がbitFlyerで上場したことにより、今後、他国内取引所が追随していくものとみられる。(提供:月刊暗号資産)